『疾風に勁草を知る』

2009年04月01日

後漢書の中に「疾風に勁草を知る」という言葉があります。疾風とは「強い風」、勁草とは「強い草」のことです。これは後漢の初代皇帝、光武帝が王覇に述べた言葉です。「河南の地で兵を挙げ進行していく中で、激戦、苦難を経てここまで辿り着いたのはお前一人だけだな」、光武帝はこのような状況においてこの言葉を述べました。

経済情勢は、まさにこの疾風とも言うべき非常に厳しい状況でありましたし、それが未だ続いています。そのような中で、この3月末を超えられなかった企業も多く出てきました。私どもは幸いそのようなことにはならず、生き残って来ていますが、どのような疾風が吹こうとも何としても勁草でなくてはいけないと思っています。強い風が吹いて弱い草は皆倒れ、初めて強い草が存在感を増していきます。私どもはグループ会社が皆でスクラムを組み、シビアな環境の中で団結して生き残って行きたいと思っています。

私どもは創業時から企業生態系を構築し現在では随分大きな生態系となりました。この疾風の中で、例えばFX取引(店頭外国為替証拠金取引)に関わるマーケット機能を提供するSBIリクイディティ・マーケット株式会社を昨年11月17日に開業しましたが、この3月末にほぼ見込み通りの営業利益と株式会社 SBI証券(以下、SBI証券)に対する営業利益貢献を計上できるのではないかと考えています。これをこの4月から始まる期で見ますと、おそらくグループ内でも非常に大きな利益をもたらす子会社に成長するのではないかと考えています。住信SBIネット銀行株式会社は2009年1月、2月は単月黒字を出し、 3月も期待しているところであります。また、SBI損害保険株式会社は物凄い勢いで拡大しており、SBIアクサ生命保険株式会社もようやく伸び出し、それぞれ順調に業容を拡大しています。人生の中で家に次いで大きな買い物と言われる生命保険を、インターネットを活用して販売することは非常に難しい、と多くの方が主張していましたが、それは間違いであったと言うことが立証される日もそう遠くはないかもしれません。事程左様にこの疾風の中で我々の生態系の中にキラッと光る会社が次々と出てきており、生態系内各社が皆で支え合いながら、生態系全体を繁栄させて行こうという状況になっています。

現在のような悪い状況はいつまでも続きません。株式相場の回復は実体経済より半年以上早いと思っていますので、今年の秋口から暮れに掛けてSBI証券も復活してくると思っています。SBI証券のお客様の数は現在約186万口座で、2006年の3月期に約380億円のピーク営業利益を上げた時の口座数の 1.5倍程になっていますし、シェアも23%程度から約38%と大きく増加致しました。従って、相場の回復過程において、SBI証券も大飛躍できるだろうと考えています。



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