『今年の漢字「新」について』

2009年12月16日

毎年恒例の「今年の漢字」ですが、今年は「新」が選ばれました。 (http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091211/trd0912111401006-n1.htm)。これは「Change(変化)」という言葉に通じる字だと思います。内外の政治経済情勢について言えば、日本においては鳩山内閣がスタートして「55年体制」というものが様々な形で崩れつつある状況ですし、世界では以前ブログで書いた通り(『多極化する世界』)、あらゆることがG8という枠組みでは決められなくなりG20でなければといった多極化した状況になっています。
リーマン・ショック以降、様々な形で世界の政治経済の変革というものの兆しが見え始めたわけですが、来年2010年はある意味で新たな体制というものが出来上がってくる年ではないかと私は展望しています。その意味では時宜を得た漢字が選ばれたのかもしれないと思います。

「新」という字について言えば、例えば『大学』に「苟に日に新たに、日日に新たに、又た日に新たなり」という言葉がありますが、これは殷王朝の湯王が洗面器にこの文字を刻みつけて、毎日自分自身を反省し進歩すべく精進したと言われています。この「日新」というのは、退歩ではなく進歩していく方向でなくてはならないということでしょう。変革を唱えるだけでなく、この日新を日々実践していかなければなりません。「心機一転」という言葉がありますが……



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