『2010年の展望』

2009年12月30日

以前『日本市場の株式リスクプレミアム』で述べた通り、今年日本株は世界中の投資家からニグレクトされてきたと言えるのではないかと思っています。ただ年末にかけて若干外国人の買いが入ったり、長期に亘り売り一方であった信託銀行が買いに転じたりしたことについては、やはり世界各市場の株式リスクプレミアムと比較して圧倒的に低い4.0%という日本市場の状況が是正される方向にマネーが少し入り始めたのではないかという感がしています。しかし2009年1月~11月に新規設定されたファンドの残高比率を見てみますと、その94%以上が所謂BRICsファンド等々を含めた海外関連の商品で、これはまさに「日本人投資家の日本離れ」というものを如実に物語っていると言えるでしょう。

来年2010年は、どのような年になるのでしょうか。現況についてまず全体的なことを言いますと、米国経済は最悪期を脱した状況と考えても良いのではないかと私は思っています。米国住宅関連指標について、住宅着工件数、住宅販売件数、住宅在庫件数、あるいはS&Pケースシラー住宅価格指数等々を見ていますと、大体において改善傾向が持続してきていますので底打ち宣言をしても良い状況ではないかと私は考えています。

米国金融機関も大手については……



- 続きや最新日記はご登録後にお楽しみいただけます -