『私の趣味~中国古美術収集~』

2010年01月25日

最近私のところに訪ねて来る中国人を私は社長室の隣の会議室に通しています。実はそこには見る人が見ればかなり価値があるもの(?)ということが分かる書が掛けてあります。このことが、私のところにいらっしゃる中国のお客様に、私に対する親近感を生み出しているようです。

一つは中国の書道家協会の名誉会長を長らく務められていた啓功さんの書です。

啓功さん

啓功さんはまさに世が世なら皇帝になっていた家柄(愛新覚羅)の直系で、この書はその方の絶筆です。たまたま私が北京師範大学に啓功さんを訪ねた時、眼病を患って殆ど視力が失われているにも拘らず、わざわざ私の為に書いて下さったものです。


もう一つは鄧小平のお嬢さんの鄧林さんが私の為に書いて下さったものです。たまたま私が中国北京を訪問した時にわざわざ私のホテルの部屋まで訪ねて来られ、少しばかりの談笑をしましたが、その時に頂いたものです。

鄧林さん


それからもう一つの書は中国清朝末期の偉大な軍人、政治家で太平天国の乱を鎮圧した曾国藩の直筆です。曾国藩は安岡正篤先生なども非常に尊敬されておられましたが、私も彼の言葉、特に『四耐』と言われているものを座右の銘にしています。

曾国藩


色々なご縁があって、私は様々な中国古美術を収集することが出来ました。特に啓功さんとは、私が北京を訪問する度にお会いしていました。啓功さんには上述した私の会議室にある書だけではなく、社長室に飾っている「天行健なり。君子は以って自彊してやまず。地勢坤なり。君子は以って厚徳載物」という『易経』の言葉の書や、あるいは私の家にある「寧静致遠」という諸葛亮孔明の言葉の書等、幾つか書いてもらいました。啓功さんは、どういうわけか私の人相を最初にお会いした時に気に入って下さり、また日本人の私が中国古典を多少勉強してきたということを非常に評価して下さり全て対価なく頂いたものです。

更に最近偶然にも手に入れることが出来たのは……



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