北尾吉孝日記

私の私たる所以

2007年4月13日 19:52
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僕がマクロ、セミマクロからマーケットを分析していくようになった理由としては、
英国のケンブリッジに留学した後、日本に戻って海外投資顧問室というところに配属になった、ということがあります。
これはどういう部署かと言うと、
海外の機関投資家たちにいわゆる日本株のファンダメンタルズ分析をした英文のレポートを書き、日本株の投資判断を提供し株式の商売をしてもらうようにする部署だったのです。

そういうベースがあって今度はニューヨークに行ったのです。
そこで思ったことなのですがアメリカという国は思ったよりインターナショナルじゃない。
意外と思う人がいるかもしれないけど、
アメリカにはあらゆる産業、あらゆる会社が日本の何倍もの数上場しており、
投資先はいくらでもあるのです。
そんな中わざわざ為替のリスクをとって、よくわからない日本の会社に投資しようとする投資家はいなかったのです。
日本に投資するとするならば、いわゆるADR銘柄、アメリカの預託証券を発行している企業、例えばソニーとかそういう企業に限られている、このようなアメリカで買える株を買っていたわけです。
実際ソニーをアメリカの会社と思っていた人も結構いました(笑)
しかし、そんなことやっていても儲かりませんよと、機関投資家達にそう話したのです。
当時は円高で輸出関連株がダメだったということで「売り」を推奨することでしか利益が出なかったわけですから、日本株を如何に海外の機関投資家に買ってもらうか、そういうことを海外でやってきたのです。

僕の言った通りに株価が動くから、僕は海外の機関投資家たちに随分かわいがられた記憶がありますが(笑)、このようにして僕のマーケット分析というものが確立されていったのです。




 

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