北尾吉孝日記

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昨日(6月26日)の日経新聞の一面に、三菱UFJフィナンシャル・グループが松井証券に15%超の出資をすると出ていました。
紙上には手数料競争や新興市場の低迷などによってネット証券の業績が頭打ちとなったことによるネット証券の再編と出ていますが、僕のとらえ方は下記のようなものです。

これは日本における「ユニバーサルバンキング」への移行をにらんだ動きだと思うのです。
ユニバーサルバンキングとは銀行、証券会社の垣根を無くした金融機関を言い、ヨーロッパでは基本的にユニバーサルバンキングが主流です。
今回の三菱UFJフィナンシャル・グループが松井証券に15%超の出資をするという記事は、日本におけるユニバーサルバンキング体制への流れを先取りしていこうというものであり、この制度を導入するために日本でも各審議会で議論がされているのです。
僕もこうした動きが近い将来に来るものと思っていて、その動きの前にSBIグループはネット銀行をつくり、制度が導入されるのに備えて早く銀行、証券会社のシナジー効果を発揮しなければならないと思っていたのです。
幸いネット銀行の準備は順調であり、おそらく上期のうちには開業できるものと思います。

本来、金融商品は全てリスクとリターンの関係で説明できるものであり、その観点からすれば銀行、証券会社、保険会社を別々に経営していく必要はありません。
むしろ、あらゆる金融商品は全て同一のところで扱い、「one stop」で提供することが顧客便益の向上という点では望ましいのです。
そうした基本的な考え方で、SBIグループでは新たに銀行、損保、生保を設立することを必要不可欠であると考え、それらの設立の準備にとりかかったのです。
今年度中には全て揃う見込みです。




 

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