北尾吉孝日記

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中国の市場は物凄い規模で拡大しており、今四月には上海と深圳の取引所の売買高を足すと6453億ドルで東京と大阪の取引所の合算額を超えました。
中国のGDPの成長率は10%程度と目覚しいものであり、こうした株式市場の隆盛はこれからも当面マクロ経済的に続く現象だと僕は思います。
中国は大幅な貿易黒字となっていますが、その3/4が対米貿易から上げているのです。また、米国の貿易赤字の約3割は中国との貿易によるものであります。
ですから、中国にとってアメリカは大変重要な国となっていますし、アメリカにとっても中国は世界で最も重要な国になりつつあります。

今中国が恐れていることは元の切り上げ圧力です。
ですから、彼らはドルを買って元を売っているのです。
ドルを買って元を売るということは、不胎化介入が無ければ金融市場への影響が拭い去れません。
不胎化介入とは、この場合為替操作によって起きた市場への影響を、金融の操作で相殺してしまう場合の介入を指します。
もちろん不胎化介入をしようという動きはあって、今度の特別国債の発行もそういう一環での政策です。
しかし、不胎化介入で完全には影響を相殺できないことはこれまでの歴史の証明するところです。

現在、中国ではドル買い元売りによって流動性がたまって株式市場に溢れているのです。
こういう状態になっていますから、2月に多少上海マーケットが下がりましたけど、すぐにリカバリーしています。
そのあと中国銀行が金利を上げましたけど、我関せずと言わんばかりに市場は上がり続けたのです。
こういう動きはしばらく続くと思います。

このようにして中国の国内に溜まった外貨は約、1兆2000億ドルという金額にまでなっているのですが、この外貨をアメリカに還流させるという動きが起こっているのです。
だからアメリカの債券・株式市場も結構強い。
特に債権市場での需給逼迫のはすごい。
債券市場はオイルダラーに加え、中国ダラーまで入って、その上住宅のサブプライムローン問題で住宅がらみの債券の発行の縮小が予想され、そのような需給の逼迫がおきているのです。債券市場からあぶれたお金はアメリカの株式市場へと向かっているので、アメリカの株式市場は底堅いのです。

こうした動きの中で、全く蚊帳の外に置かれているのが日本です。
ですから、我々は1509兆円と言われている個人金融資産をもっと海外へ出していかなければなりません。
投資効率から考えると、遥かにその方が良いのです。
去年は40兆円もの証券投資資金が日本から海外へ向かいました。
今年はもっと行くでしょう。
今度のSBIインド&ベトナム株ファンドの設立もそうした動きに乗る為です。





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  1. ありがとうございます。一から勉強し直します。申し訳ありませんでした。なるべく早く戻れるように頑張ります。



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