北尾吉孝日記

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SBIグループのブランディングについてのご意見が長者村の中で見受けられますが、これにはプロモーションを行うタイミングと費用対効果を当然考えないといけません。
今テレビCMをするべきだ、との声も上がっていますが本当に効果が出るのでしょうか。

かつてイー・トレード証券が誕生するときに約10億円の費用をかけてテレビCMをやったことがあります。
広告の企画を頼んだ電通は、そのテレビCMの効果があるからこそ今日のイー・トレード証券がある、というようなことを僕には言っていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
本当に10億円の効果があったのでしょうか。
全くないとは言いませんが、あったのかどうかというと僕にはさほど無かったというようにも思えます。
少し前ですが、松井証券が一生懸命テレビCMをやっていました。
しかし、テレビCMをやらなくなったイー・トレード証券が口座数を伸ばし、松井はシェアを落とすという結果になりました。

ですから、ただテレビCMをやればいいとは考えておりません。
しかし一方で効果的なテレビCMもあるということは、確かです。
したがって、いかなるタイミングで、いかなる方法で認知度を高めるかということは、非常に慎重に考えなければいけないと思うのです。
とは言え、近い将来に銀行、損保、そして少し遅れて生保がスタートしていきますので、その時期に何かしらの方法で認知度を上げていく、そのキャンペーンをやっていかないといけないと思っています。

またSBIというブランドの知名度に関して、Yahooで「SBI」と検索したときに、2005.5月には約60万件だったのが、2007.6月には約862万件にもなりました。
これはまさに認知度が上がってきているということなのだと思いますが、別に費用をかけて上げているわけではありません。
SBIというブランドを原則としてすべてのグループ会社につけさせたことや、また僕自身の講演や執筆などの活動も効果があったかもしれません。
そして一番本質的に効果があることは、多分我がSBIグループが毎日のように様々なメディアに取り上げられていることです。
これは、言わば宣伝費用をかけない広告になっているのです。
そう考えると、グループの全ての会社が次から次へと斬新なことにチャレンジしていくことが何よりも大切であると改めて思うのです。

何れにしても前述のように新事業が立ち上がってくるという大事な局面でもあり、何かしらの方法で認知度を上げていくことは必要です。
それについては僕自身も色々な角度から考えていますし、役員の中でもいろいろ議論をしています。本件長者村の参加者の皆様もどんどん御意見をいただきたく、お願い申し上げます。




 

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