北尾吉孝日記

横綱・朝青龍関について

2007年9月4日 9:13
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横綱・朝青龍関についての報道が多く見受けられますが、朝青龍関は今回の問題の以前にも横綱としての品格について何度も横綱審議会でも問題視されていました。
僕も朝青龍関の賞金を受け取るときの振舞いなどに違和感を覚えたことがあります。
しかし、異なる文化の下で育って日本という異国に来て、まだ若いにも関わらず実力で這い上がって横綱にまでなったのです。
朝青龍関の品格や素行について全く何も感じないわけではないのですが、日本という異国の地で「相撲」という非常に保守的な世界に身を投じ、その中で勝ち抜き高い地位まで上り詰めたこと、その努力についてはもっと評価されてもいいのではないかと思います。
怪我を理由に日本での巡業に出なかったにも係わらず、モンゴルでサッカーしていたという報道が今回の問題の発端ではありますが、朝青龍関は横綱といえどもまだ26歳です。そのくらいの年齢の若者であれば、過ちを犯すことも十分に有り得るのではないでしょうか。
本人も反省し、精神的な病気になるくらいまで参っているのでしょうから、それをさらに追い詰めるような処罰や報道はやり過ぎとも思えます。

一刻も早く治ってまた土俵に帰ってきて欲しいものですが、たとえ横綱でも練習しないで二場所も空けたら、以前ほどの強さを取り戻せないかもしれません。
そう考えますと、今回の審議会の処罰は朝青龍関の横綱としての生命を絶ってしまう可能性もあり、非常に重い処罰だったと言えるでしょう。
しかし、大相撲という競技は伝統的な日本の国技であり、極めて保守的な世界です。
ちょんまげを結って和装したり、引退の際には断髪式を行ったりと、未だに日本の伝統的な文化が色濃く残っているのです。
そのような世界に身を投じるのですから、外国人の力士はそれなりの覚悟をして入ってきてもらう必要性があります。
ここ近年外国人力士も増えてきていますので、今回の処罰は厳しいものであったとは思いますが、外国人力士の方々はこれを他山の石として、強さだけではなく品格を備えた力士になっていただきたいと思います。




 

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