北尾吉孝日記

『新年のご挨拶』

2008年1月7日 13:43
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明けましておめでとう御座います。
皆様も正月三が日は家族団欒の楽しい一時を過ごされたことと思います。
少し古めかしいかもしれませんが、吉例に従い、干支から見る2008年の年相について書かせていただきたいと思います。

今年の干支は戊子(つちのえね・ボシ)です。
「戊(つちのえ)」は十干の五番目にあたります。
この「戊」という字に草かんむりをつけると「茂」という字になりますが、この「戊」という字は「茂」という字に通ずる意味合いを持ち、これは「万物が茂盛する形」とされ、樹木が盛大に生い茂る状態を表しています。
また、「戊」という字は「矛」という字と同じく刀のホコの象形でもありますので、刈り取ってすっきりするという意味合いも、この字には含まれているのです。
樹木が生い茂りますと、風通しや日当たりが悪くなります。
そして日が当たらなくなると樹木は傷み、さらに悪くすると枯れることもあります。
そうならないために余分な所を思い切って刈り取らなければならない。
「生い茂る」と「刈り取る」―――これが「戊」の意味となります。

他方「子」という字ですが、この字は「了」に「一」を加えた形となっています。
「了」という字は物事の終わりを表し、「一」は始まりを表しますので、これは言い方を変えますと「始末」ということになります。
また「子」という字は「孳」という字と同じ意味でこれは「増える」という意味です。
『漢書律暦志』に「子は孳萌なり」という言葉がありますが、これは植物の芽がきざし始めるあり様を指し、新しい生命が種子の中に創造されつつあるという意味です。
また中国最古の辞書である『説文解字』によりますと「子は陽気動き万物滋る」とあり、陰気が極まって陽に転じ、原点に帰って万物が盛んとなり始めるという意味もあります。

前の「戊子」である1948年は、東京裁判で東条英機に有罪判決が下り、国民が国家の統制から解き放たれ主権が国民にある新しい時代へ踏み出し始めていった年です。
1948年に起こったことを挙げていきますと、例えば現在の経団連の前身でもある日経連の創設、建設庁や海上保安庁の設立、本田技研の設立、他にも歌手である美空ひばりさんのデビューやプロ野球のナイターの開始などがあり、まさに日本が敗戦から新たなスタートを切った年であると言えます。
また、世界的に見てみますとWHOやOEEC(欧州経済協力機構)が発足し、イスラエルや南北朝鮮が建国されたのが1948年です。

したがいまして「戊」と「子」が重なった今年は、繁茂し過ぎた樹木の枝葉を刈り取り、新しく創造する年です。
我々SBIグループは今まさに世界に向けて新たな事業を勢力的に展開しておりますが、「事業の基は徳である」という基本観を決して忘れることなく邁進していく次第です。
皆様には今年も変わらぬご支援とご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。




 

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