北尾吉孝日記

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当社の金融事業、とりわけネット銀行、ネット損保を支えていく一つの仕組みとして、自動車関連金融サービスを提供する合弁会社を設立することで、株式会社ジェイ・エー・エーとの基本合意に至りました(http://www.sbigroup.co.jp/news/2008/0319_a.html)。

私どもはこの仕組みについて、非常に期待をしています。すなわちネット銀行について言えば、その最大の課題は、特別金利を適用するキャンペーンにより、開業から僅か137日間で2500億円を超えた預金総残高を、どのように適正水準の利鞘をとって運用するかにあります。そこで今、その一つの対応として、私どもはオートローンを大幅に拡大してはどうかと考えています。この場合、非常に大きなメリットとして、自動車という実物資産の担保が取れることで、不良債権化する可能性がほとんどないと考えています。

そして、自動車保険というビジネスの展開に関して言えば、これまで提携した様々な会社とは、まだシステム面での整備等が完了していないため、現在ネット損保に対する貢献はないのですが、そうしたことが完了すれば、私どもの仕組みがすべて機能し、大いなる成果を導くものと考えています。

また、先日モスクワに行き、日本車がいかに多いかを目の当たりにしましたが、海外展開について言えば、ロシアでの中古自動車販売を現在検討しています。例えば、日本のオークション市場で売れ残った自動車をロシアに持っていき、オークションの成約率を高めるようなことをするために、今ロシアのパートナーと相談し、起業化することを考えています。しかも、その貿易に関わる金融なども、私どものグループで行うことを考えており、この自動車という実物資産を、ネット銀行の一つの運用資産に変えていきたいと思っています。

あるいはロシアが非常に大きなマーケットであること、さらに日本車がロシアで非常に売れる可能性が強いことに注目して、自動車保険というビジネスにつなげて行きたいとも考えています。このようなロシアでの商売の仕組みがきちっと出来上がった時に、私どもの保険事業やオートローン、オートリースや金融事業に多様な収益源が備わってくると思っています。

それ以外にも、例えばネット銀行に関して言えば、資産運用について新しい取り組みを検討するセクションとして、「事業開発部」という新たな部署を作るなど、グループ中核事業の早期事業基盤確立に向け、着々と体制を整備しています。




 

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