北尾吉孝日記

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先日、SBI子ども希望財団の理事会・評議員会が開催され、その際のゲストスピーカーとして自立支援活動に取り組まれている、カリヨン子どもセンター理事長の坪井節子弁護士の話を伺いました。本当に胸が熱くなると共に、坪井弁護士らが取り組まれている運動に対し、非常に感動を覚えました。

私どものSBI子ども希望財団においては、4つの柱を軸に取り組みを行っています。第一に、いわゆる児童養護施設を中心に寄付をすること。第二に、その施設に従事している人達に対する研修活動に、様々な意味で貢献すること。第三に、この自立支援活動に対して援助すること。第四に、「オレンジリボン・キャンペーン」の趣旨に賛同し、キャンペーンの時期には役職員一同がオレンジリボン及びバッジを着用し、社内外への普及・啓発活動に参画すること。私どもはこのような4つの柱を軸に、支援活動に取り組んでいます。

この度、自立支援活動の第一線におられる坪井弁護士の話を伺い、いかに不幸な子供達が沢山いるのかを思い知りました。例えば、義理の父親から性的暴行を受け続け、それから逃げ出そうにも住む場がなく、居場所を求めてシェルターに来る子供。そのような子供たちは住む場もないから、再びもとの所に戻ったり、あるいは売春という世界に入ったりと、その悲惨な現状について伺い、私どもはこの活動に対する取り組みを一層強化して、我がグループの輝ける直接的社会貢献に尽力していかなければいけないと志を新たにしました。

翻って、なぜそのような不幸なことが起こるのか、なぜ最近増加傾向にあるのかを考えた場合、やはり教育の問題に行き当たります。家庭内における躾、あるいは戦後日本における道徳教育、これらの欠如が不幸な現実の主因であると思います。躾とは漢字で書くと、身を美しくするという形でありますが、これは外見を美しくすることではなく、心とその心が表れた立ち振る舞いを美しくすることを指しています。それが躾なのですが、そのようなことが家庭内において、現状なされていないと考えています。

そして、日本の学校では先生が生徒に手を出すとはもってのほかと言い、PTAが怒るのに対し、今だに英国の学校はマスターズウィップ(Master’s Whip)、鞭が置いてあります。また、英国人は他人の子供であろうとも、「Behave yourself!」という感じで注意をし、子供を社会全体でしつけ育てていくというような風潮が長年に渡り続いていますが、日本では他人の子供に怒るとは何事だと親が怒り、先生までも怒ることが出来ません。先生はいわゆる英国社数理といった五教科を単に教えるだけの存在であり、それはもはや生徒からして見れば、尊敬の的でもないし、敬愛の的でもありません。そのような状況下において、我々は今、戦後日本の教育を建て直していかなければ、社会はますます悪くなるのではないかと、昨今強く思う次第であります。




 

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