北尾吉孝日記

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先般SBIイー・トレード証券は、金融庁より以下の通り業務改善命令を受けました。
弊社に対する金融庁の業務改善命令について

この件に関し、SBIチャンネルでの放映も考えておりましたが、予定が合わず皆様への説明が遅れ、大変に申し訳なく思っているところでございます。

これまでの定期的な検査等では、この度処分を受けたことについて特段の指摘もなく、検査を終えていました。そのような中で、コンプライアンス体制に関しても、順調に構築してくれていると私自身にも認識がありました。しかし、今般野村證券のインサイダー問題に端を発して、このようなインサイダーを巡る問題に対し、各証券会社がより神経を使った形でのコンプライアンス体制を敷かなければならないという認識が持たれるようになりました。また、日本証券業協会からもインサイダー取引防止対策が示されました。

そのようなことで、私どものコンプライアンス体制とは、ある段階、ある時点で確立していても、再び何か犯罪が起こると、それに十分に対応していたかどうかを厳しく問われます。そのような意味ではあらゆることを考えながら、先々に対応していくことが必要であることを改めて私自身も認識いたしました。

過去の事象に対しては十分な備えをしていましたが、将来の予期せぬ事象に対して、その対応が十分になされていたかと言えばそうではなく、また、その対応に関しても、現時点では完璧に確立出来ないことも沢山あります。

では、事後的にどのようなことをするかと言えば、あらゆるインサイダーの問題を未然に防ぐことに対し、システム的に、あるいはシステム以外の様々な取引の管理体制においても、完璧になされるかどうかについては、非常に難しい側面があります。将来、どのような事件が起こるかは予測できませんので、ある意味で常に“追いかけっこ”している部分があります。

もう一つ、私どもは口座開設登録事務を外部委託していましたが、その業者が登録漏れを沢山していたことが、非常に大きい問題でありました。この外部委託先については、私どももマニュアルを作り、また定期的に合同会議等を行いながら、非常に注意をして来たつもりですが、そのようなものが抜けてしまうケースがあります。そのようなことから、SBIイー・トレード証券における「内部者取引に係る売買審査態勢」の改善と共に、外部委託先の管理についても一層全力を挙げて取り組まなければならないということで、SBIイー・トレード証券の役職員に対し、私からも厳しく申し渡しました。

この件に関して、非常にご心配をいただいた方、あるいはご迷惑を受けた方もいるかと思いますが、皆様方に対して深くお詫び申し上げます。




 

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