北尾吉孝日記

『インターネットの今後』

2008年7月10日 14:04
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6月末、ビル・ゲイツ氏が退任しましたが、スティーブ・バルマー氏にCEOの座を譲ってから長い時間が経ちますので、実質的にはかなり以前から一線を退いていたような状況にあったと思います。私どものように、ITの世界を長期的且つ継続的に見ている人間にとっては、これはいわゆるウィンテルの時代の終焉を印象付ける出来事でありました。折しも、「今後この巨艦マイクロソフトが、次のインターネット時代でも生き残れるように、どのように舵取りをしていくのか」ということに対する、一つの戦略として打ち出したヤフー買収に失敗したことで(もう一度ヤフーに買収提案をするかもしれませんが・・・)、今後どのような戦略を打ち出していくのか、非常に注目されます。

ネットの世界は、今や完全にグーグルに席捲されたと言っても過言ではないと思います。これからしばらくグーグル時代が進化しながら続きそうです。またおそらく時代の方向性としては、パソコンを使わない時代になるでしょう。携帯が単に電話をするだけの時代は終わり、携帯であらゆることが出来る世界になっていくと考えます。ソフトバンクの孫さんが「アジアと携帯を制するものが世界を制する」と言っていましたが、まさにそういうことだろうと思います。すなわち携帯を中心とした時代に、世の中が推移していくのではないかと考えています。そのような時代においても、やはり主力はサーチエンジンをベースとしたインフォメーション・システムであり、ヤフーのようなシステムを大多数の人は求めないと思います。

一つのインターネット進化の方向性として、これまではSNSや仮想空間の世界等が出てきましたが、今後も次々と様々な新しいサービスが登場し、試行錯誤して進んで行くことになるでしょう。その中で今後の一つの重要な問題としては、実名か匿名かという選択にあると思います。今後の主流はクチコミや意見が多数投稿されるブログやSNSを中心とした世界であり、このサービスは増えていくと思います。しかし、やはり本当の意味で役に立つサービスは、実名の世界にあると思いますので、その意味で実名登録のビジネス専用SNS(例えば私どものSBI Business)は重要な社会的役割を将来的に担っていくものと考えています。




 

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