北尾吉孝日記

『損保業界の再編成』

2009年1月7日 9:39
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昨年末に三井住友海上グループホールディングス株式会社、あいおい損害保険株式会社、ニッセイ同和損害保険株式会社の3社による経営統合に向けた動きが報道されましたが、これはこの業界のある意味での難しさを象徴した動きであると思っています。

銀行業界の再編による三大メガバンク体制への移行を考えて見ますと、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行がみずほ銀行、みずほコーポレート銀行に統合・再編され、現在の三井住友銀行はさくら銀行と住友銀行の合併後、含み益捻出の為、わかしお銀行まで併合することで誕生し、また東京三菱UFJ銀行は結局、東京銀行、三菱銀行、三和銀行、東海銀行の4行が統合することにより誕生しました。このメガバンクへの統合再編に関しましても、金融バブルの崩壊によって業界が非常に行き詰まった時にそのような動きが起こりました。ある意味での今回の損保業界の再編、また今後生保業界にも再編が起こっていくと考えていますが、それらを注視していかなければいけないと思っています。

今回の動きに関しては所謂「保険金の不払い問題」等、生・損保業界にとって非常に大きな問題が様々指摘され始めてからの数年の動向を見ますと、その行き詰まった状況は明らかであります。例えば現在の代理店を中心とした販売方法に無理があることや、これまで販売してきた商品群についても様々な問題があります。基本的には消費者が最近の複雑化した保険商品を十分に理解できていませんし、ある意味で損保会社すら把握していない部分もあるから不払いのような問題がおきるのだと思います。従って、そのような様々な矛盾点が露呈して業界が行き詰まり、結果において業界再編という形になっていくと考えています。

損保業界について更に言えば、損保市場におけるダイレクト系損保会社のシェアは未だ4%ぐらいしか占めていませんので、インターネット金融の急速な普及とともにこれから大きく伸びていくと考えています。そのような損保業界の中でSBI損害保険株式会社(以下、SBI損保)は安い保険料を武器に大躍進が出来るのではないかと思っています。事実、毎月契約件数が記録更新しております。片一方で既存の業界各社は業界再編成とその再編成により本当の意味で力を持ち始めるまでには相当な時間が掛かると思っています。その間にSBI損保としては、出来る限りのマーケットシェアを獲得していきたいと思っています。




 

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