北尾吉孝日記

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今週土曜日に民主党の新代表が選出されますが、各議員グループの動きを見ますと、最大勢力の小沢グループの支持や小沢さんが圧倒的に参議院議員を握っていることを考えますと、現状では鳩山さんが勝つのではないかと思っています。

何れにしても小沢一郎という人物は自分の職責には固執しないと思っていましたので、どこかのタイミングで辞めると私は思っていました。例えば、2007年の自民党と民主党の連立協議の際も小沢さんは一度辞職願を提出しましたし、あるいは自民党にいれば総裁・総理になることが出来たと思いますが、敢えて彼はそれを蹴飛ばしました。だから今までの彼の行動のパターンを考えますと、どのタイミングで辞めるかということが焦点であると思っていました。

一つのタイミングとして起訴された時に辞めるということがありましたが、結果として彼は辞めませんでした。これは彼の一つの意地ではないかと思っています。憲法に従えば「すべて国民は、法の下に平等」でありますので、金額の多寡を問わず彼が悪であるというならば、二階さんを始め、自民党所属の多数の国会議員が悪になるでしょう。その方々については何も追及せずに彼の秘書だけという訳にはいきませんし、また形式論上、彼の秘書が罪を犯したとは言い難いと思っていました。従って、最終的には裁判をすればおそらく彼の側が勝つ可能性の方が高いのではないかと私は考えています。

それは兎も角として、そのような中で彼は意地を通して、直ぐには辞めませんでした。結果的に熟慮した上で、連休が終わってから辞めることになりました。その間おそらく彼は「代表をいつ頃辞めて、誰に禅譲するかというシナリオ」を考えていたのだと思います。おそらく選挙の直前(8月中ぐらい)に辞めるつもりであったと推測していますが、何らかの要因により急遽辞めることになりました。しかし、今回の事は選挙結果にそれ程大きな影響を与えないのではないかと私は思っています。

何れにしても今回の選挙で自民党も民主党も過半数の議席を獲得できないと私は考えています。過半数が採れないという選挙結果が出ますと、次の焦点は更なる再編成となりますので、小沢さんはそこで再び檜舞台に立とうとしているのではないかと推測しています。従って、人によっては「鳩山さんではなく岡田さんになれば自民党に勝てる」という方がいますが、必ずしもそういう風に考えることが正しいとは言い切れないと思っています。要するに今回の選挙では過半数の議席はどの政党も採れず、3分の2の議席を獲得する政党が無くなるということが私は決定的なことであると思っています。「3分の2」が無くなるということは、とりもなおさず選挙後の政界再編を意味すると思いますので、その中で例えば平沼赳夫さんらが登場して来る可能性もありますし、あるいは自民党や民主党が割れるという展開になることも考えられるかと思っています。




 

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