北尾吉孝日記

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一昨日の東京都議会議員選挙の結果については、投票率の大幅な上昇も含めてある程度想定していた通りと言う印象でした。これまで長く続いた自民党政権に対してノーを突きつけ、この辺で一度民主党政権を樹立し、日本にも二大政党制を根付かせていくべきである、と言う国民の声が色濃く反映されていたと思っています。現在の日本の閉塞感や沈滞したムード等、そのようなもの全てが変革を要求しており、結果として今回のような歴史的な選挙結果になったと思います。私を「民主党寄り」であると評する方がいますが、それはこのような結果を予測して述べていただけのことであり、前に申し上げたとおり私は基本的な考え方として二大政党制を支持しているのです。

次期衆院選に向けて民主党は「政権交代」や「二大政党制」と言うキャッチフレーズを掲げていますので、社民党や共産党など民主党以外の政党の多くは今後埋没していくと考えています。また次期衆院選を経て公明党の存在が問い直されると思っています。これまでは自公で一つに纏まって連立を組んでいましたのでそれなりの存在感はありましたが、これがもし無くなった時にどうなるのかと考えますと、池田大作氏と小沢一郎氏の昔からの深い繫がりで民主党と組む可能性があるのではないかとすら思っています。
私の読みではこのまま状況が進んでいけば、おそらく次期衆院選で民主党は240~260議席ぐらいを獲得するのではないかと思っています。前の「小泉チルドレン」のように民主党の「チルドレン」が非常に多く誕生するのではないかと思いますが、それは取りも直さず、今の老齢化した政界のある意味での若返りが早急に進んでいくことを意味していると考えています。一説によると自民党が北海道でほぼ全滅すると言う説までありますので、町村信孝氏や中川昭一氏などももしかしたら落選する可能性があるかもしないとも思っています。
次期衆院選についてはそのような形で民主党が圧勝すると考えていますが、一方で実体経済は今後相当悪くなっていくかもしれないと思っています。もし民主党政権が樹立されれば、基本的にはこれまでの自民党政権と同じように財政赤字を無視して「ばらまき路線」で行くとは思いますが(消費税の増税を4年間は行わないと民主党は主張していますので、赤字国債を大量に発行していくと思われます)、失業率はおそらく6~7%ぐらいまで高まってくる可能性もあると考えています。なぜなら今後かなり円高が進んでいくと思われますので、それにより輸出企業の業績が悪化し、国内産業の空洞化が一層進む中で失業率が上昇していくような状況に段々となっていくのではないか、と言うイメージを持っているからです。
そのような経済状況において、今度は「民主党政権も結局はダメじゃないか」と言う声が出始めると思いますので、おそらく天王山の戦いは次の参議院選挙になるのではないかと思っています。そして、その参院選の前に政界再編成の動きが色々な形で活発化して来ると考えています。平沼赳夫氏や渡辺喜美氏、あるいは鳩山邦夫氏や小池百合子氏等、このような方々が新党を結成する可能性もありますし、また自民党を離党して民主党に入党しようとする議員もいるかもしれません。そのような意味でこれから政治状況はかなり流動的になると思いますので、暫く注視していかなければいけないと思っています。




 

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