北尾吉孝日記

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先日私どもが提携したマレーシア最大の国営資産運用機関Permodalan Nasional Berhad(PNB)のPresident and Group Chief ExecutiveであるTan Sri Dato’ Hamad Kama Piah Che Othmanのお嬢さんの結婚式に招待され、丁度シンガポールの出張もあり出席させて頂きました。添付の写真はその時に撮ったものです。私は今回初めてイスラム教の結婚式に参加したわけですが、イスラム教のお経からスタートした儀式は大変盛大なものでした。式には伝統的なイスラム教の音楽を奏でる楽団も参加し、また千人を超える大勢の参加者の中にはアブドラ前首相やムヒディン・ヤシン現副首相兼教育相等のマレーシア政財界首脳、そして日本からも在マレーシア大使館特命全権大使の堀江正彦氏が参加される等、流石PNB総裁のお嬢さんの結婚式であると言う印象でした。

私どもはグローバルにビジネスを展開していますが、その中で私は常にその国の文化や伝統を意識しなければならないと言う思いを持っています。昔Bertrand Russellの本を読んだ時「Human nature does not change.」と言う文章があったと記憶していますが、まさにhuman nature、人間性は変わりません。しかし、世界には様々な文明・文化、そして伝統がありますので、それらの違いを認識し、またリスペクトすることが色々な意味で大事であると思っています。

その意味で真のインターナショナルな人間とは、片方で人間性は変わらないと言う意識を持ちつつ、片方でそのような違いを認識している人のことであろうと私は考えています。単に言語が出来ることをもって、インターナショナルであるとは言えないと思っています。また日本が真にグローバルな国になろうとするならば、それは日本が長い間培って来た精神文化を捨て去るのではなく、むしろその精神文化が世界の平和や発展に寄与できるものであると大いに自信を持って、理解してもらおうとすべきであると私は思っています。

そもそもナショナリズムという言葉がありますが、日本は一体どのような国か、日本人はどのような民族かと言う「ナショナル・アイデンティティ」を国民の共通基盤として持ちつつ、「ナショナル・トラディッション(国民的伝統)」、「ナショナル・インタレスト(国益)」、そして、日本は世界の中で一体どのような使命を果たして行くべきかと言う「ナショナル・ミッション(国民的使命)」を私たちは常に意識していかなくてはならないと思っています。そのようなことが出来てはじめて世界から尊敬される人材になると私は認識しています。




 

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