北尾吉孝日記

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今回の衆議院選挙で民主党が勝つであろうと言うことは、このブログでも何回も述べてきましたが、選挙前の新聞等でも「300議席越え」とか「320議席越え」などの記事がありましたので、そのような大勝の可能性も全く否定するものではありませんでしたが、ここまで圧勝したことは私にとっても少し意外でした。結果的にあの自民党の小泉政権時に勝ち得た議席数を上回ることになり少し勝ち過ぎであったと考えています。二大政党制を志向していたにも関わらず、余りにも勝ち過ぎたことで結局は民主党による一党独裁制のようになってしまい、日本に二大政党制を根付かせることは大変難しいことであると改めて思いました。また振り子と言うものは一つに振れると次はまた逆の方向へ非常に大きく振れて、中々真ん中には留まってくれないものだと認識をしました。
今回の選挙結果を一言で言えば、「自民党に対する積年の不満の爆発」と言うことであると思います。特に小泉政権下で様々な意味において格差が拡大してきたことに対して、国民の不満が爆発したのであろうと思っています。また逆説的ではありますが、偶然にもこのような時期に麻生さんと言う自民党に大敗を齎すのに最も力を発揮した人が総理総裁であったことは、本来的にやはり天の配剤とはこのようなものであると思いました。

民主党は所謂マニフェストに書いたことを実行すると言うことを盛んに言っていましたが、大勝し政権を獲得した現況においてはそのような選挙向けのマニフェストの実行と言うよりも、「国家百年の計」を大いに謳ってもらいたいと私は思っています。また以前ブログでも指摘しましたが(世界から尊敬される日本人とは何か)、今まさに政権を奪取し、これから180度違う世界を作り上げようとするならば、歴史を遡って日本人とは一体如何なる民族なのかと言う「ナショナル・アイデンティティ」をまずは明らかにすべきであると思っています。その上でその民族が如何なる世界的な意味において「ナショナル・ミッション(国民的使命)」を持っているのかを述べ、そして日本の将来ビジョンを明確にして、そのビジョンの先にある「ナショナル・インタレスト(国益)」を描いて行くことが非常に大事であると考えています。今回新しく創設される「国家戦略局」がその機能を担い、日本民族のあり方として正しい方向に進んで行ければ良いと期待をしています。




 

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