北尾吉孝日記

『アジアの中の日本』

2009年11月18日 10:38
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今回のオバマ大統領のアジア歴訪においては、中国に3日間滞在することに対して、日本には約23時間の滞在でした(※1)。オバマ大統領はテキサス州米軍基地での銃乱射事件の追悼式出席のために来日を1日延期した上、「早めにAPECに参加するのが重要」と判断し、日本滞在を数時間繰り上げてシンガポールに向けて出発しました。オバマ大統領がシンガポールでの記者会見で「世界で最も重要でダイナミックな地域のひとつであるアジア」と述べたように、米国としてこの地域、とりわけ中国に如何に食い込んで行けるかを重視していることについては、今回の歴訪一つを見ても明らかであると言えるでしょう。

今後日本という国が中国と共にアジアの中での主要な位置付けをどのように維持して行くことが出来るのかということが、日本にとって最も大きな課題であると思います。そのためにまずは日本人自身が「日本人の良さ」、「日本という国の強み」あるいは「日本人の相対的弱点」等のナショナル・アイデンティティーといったものを今一度再認識することで「日本人はアジアの中で何をすべきか」といったことを考察しなければならないと思います。そして、それによってはじめて「日本は今後アジアの中で何が出来るのか」が分かってくると私は考えています。

ただ単にグローバライゼーションということで、単に「欧米化」することを意味するものではなく、このアジアの中で「日本人の美点」、あるいは「日本という国の利点」を生かして貢献することで、アジアにおいて確固たる地位を確立して行けるのか、そのことが今問われているのであります。今の民主党政権にその辺の認識が十分あるのかどうか、これから見極めて行くべき事であろうと思っています。

参考
※1:http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091114AT1E1400K14112009.html




 

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