北尾吉孝日記

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先日SBIグループの役職員に『「ネット」金融コングロマリットとして』と題した下記メールを送りました。


グループ役職員各位

2009年がまもなく終わろうとしていますが、今一度全役職員に認識してほしいのはSBIグループは「インターネット」の会社、「ネット」を最大限に活用する企業グループであるということです。
これは、インターネットを現時点で直接事業に用いている会社のみに限ったことではなく、全SBIグループに共通して認識すべきことです。

SNS、Twitter、クラウドコンピューティング・・・等々、ネットの世界での昨今の潮流の中には、顧客基盤拡大やコスト削減に大いにつながる可能性のあるものが、いくつもあるはずです。

しかしながら、最近のSBIグループ各社ではウェブでの新たな動きを、多少のリスクを恐れず自発的に取り入れようとする例が極めて少なく、いわば危機的状況です。
グループ役職員は、積極的に所属会社の長に対して提案し、各COOや事業部長も私に積極的に提案してきて欲しいと思います。
リスクについてはそれから皆で充分に議論すればいいのです。

その手始めとして、B to Cの事業を営む以下の会社は、速やかにTwitterの事業への利用を検討してください。
SBI証券 / 住信SBIネット銀行 / SBI損保 / SBIアクサ生命 / モーニングスター / SBIマネープラザ / ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン /(一部既に活用を開始している企業を含む)
別途、事務局を設け本日中に該当各社には連絡させますが、月次での進捗を報告してください。
また、その他の会社においても積極的な利用を推奨します。

SBIホールディングス株式会社
代表取締役執行役員CEO
北尾吉孝


これは「我々はネットの世界の潮流を常に事業に取り込んで行かなければならない。しかし、最近はそういうことが疎かになっているのではないか」という私の一つの危機意識の表れで、その危機意識を役職員と共有すべきと思い、このようなメールを送りました。

Twitterについては一つの例として挙げたわけですが、全世界で相当な勢いで伸びているTwitterの日本国内のユーザー数はまだ400万人とも言われていますので、今後日本でもまだまだ伸びる余地があると思っています。先週折しも鳩山首相が2010年初頭からTwitterを始めるという記事孫さんがTwitterアカウントを開設したという記事がありましたが、私にとって“つぶやき”というものは、このブログに比べれば極めて軽いものですので、私自身もTwitterアカウントを開設して、パッと思いついたことをつぶやいてみようかなと思っているぐらいです。SBIグループにとっては、例えばReTweetという形で次々に広がっていったり、あるいは各社ホームページに誘導したりすることも営業上可能ですので、知恵を絞り様々な形でこれを活用していくべきと思っています。特に「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」は、そのような意味でTwitterの活用に最も適していると思われますので、その活用を早急に検討していかなくてはならないと考えています。

Web2.0の世界でSNSやTwitter等が次々と出てきていますが、今後Web2.0からWeb3.0へいくようなこともあると思いますし、未だ進化の途上にあると言えるでしょう。我々はその進化してくるものを先取りして行かなくてはなりませんが、仮に先取り出来なかったとしても、早急にそれを事業に取り入れて行かなくてはなりません。クラウドコンピューティングについて言えば、金融業においては非常に安全性が重視されるものを突如クラウド化することに問題があるものも勿論ありますので、それについては安全性が担保されるまで待たなければならないと思っています。一方でそれ程の安全性を要求されないものについてはコスト削減の意味でも、またクラウドコンピューティングの世界に慣れるという意味でもいち早く活用すべきで、現在SBIモーゲージ株式会社ではそれを取り入れるべく動いているところであります。




 

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