北尾吉孝日記

この記事をシェアする

今月7日開催の取締役会において新株式発行及び株式売出しに関する決議をし、16日に条件決定をして公募増資を行いました。一般募集と第三者割当で合わせて340万株という形で公募増資を行なったわけですが、最終的には約400億円弱の資金が調達出来ました。
「ギリシャ・ショック」と俗に言われることに端を発し、非常に不安定な社会経済情勢下において、例えば、株式会社みずほフィナンシャルグループの公募増資計画のような状況もある中で、私どもは400億円近くの資金を調達出来ました。このことは正に多くの投資家とりわけ株主様のお蔭であり、非常に感謝を致しております。
大和証券キャピタル・マーケッツ株式会社のブックビルディングの状況を伺いますと、幸いにも、私どもの供給株式に対しては、10倍以上のディマンドがあったということです。中でも海外の機関投資家からは非常に強いディマンドがあったということで、彼らに対しても大いに感謝を致しております。

今回のファイナンスについて、「なぜ現在のように相場環境が悪い時期に行なうのか」というようにお思いの方もおられるかもしれません。
私はファイナンスについて尋ねられた時、ダイリューションをオフセットするようなEPS(Earnings Per Share/一株当たり利益)の向上が見込めるような環境の現出が第一の条件であるというように以前から申し上げてきました。
そのような意味で、私どもを取り巻く様々な状況を分析した結果として、私自身は今年度を通して見れば、EPSの向上というものは確実に出来るであろうというような確信を得ています。既に2010年3月期決算発表において「底打ち宣言」をしていますし、またEBITDAで400億円程度は見込めるということを発表しており、今回のファイナンスについては、そのような業績に対する私の思いが一つありました。

もう一つは、現在、投資コストが極めて低い環境であり、更に将来利益が見込めるような投資機会というものが世界中から非常に沢山私共に持ち込まれているということがあります。例えば、先達てもスリランカの大手商業銀行に約10%弱(48億円程度)を投資しましたが、そのように非常に有望な案件が私どもの所には山ほどあるということです。このようにアセットの値段が下がったということだけではなく、円も強くなっている環境下において世界中に投資をして行くことで、私どもは将来の大きな果実を得ることが出来るという思いが、今回のファイナンスにおける2つ目の大きな理由としてありました。

今回のファイナンスについて理由を挙げるとすれば、他にも幾つかありますが、大きなものは上述した2つであります。このことについて、来週の株主総会後に行なう「経営近況報告会」においても、詳しく説明を致すつもりであります。
本ブログでは、無事にファイナンスが終わり、資金調達が時間の問題となったことに対する御礼と、今回のファイナンスの経緯について若干触れておきました。




 

(任意/公開)
(任意/非公開)



Copyright © SBI Holdings, inc. All rights reserved.