北尾吉孝日記

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昨日日銀が臨時金融政策決定会合を開催し、新型オペレーションについて従来の供給期間3ヶ月物に加え6ヶ月物を導入、供給規模を10兆円増やし合計30兆円まで拡大することを決定しました
しかし私には発表された施策は「Too late, Too little」という印象を受けました。
株式市場も失望売りで日経平均は大引けで325円以上も下がりました。
本日31日にアメリカで、6月S&Pケース・シラー住宅価格指数、8月シカゴPMI指数、8月消費者信頼感指数などの発表が予定されています。
これらの指標が市場予想よりネガティブな状況なら、またぞろ住宅価格が下がり、その結果現在は潜在化しているサブプライムローンに係るデリバティブ証券化商品の不良債権問題が、再び顕在化してくる可能性もあります。
したがってバーナンキが先日の講演で「必要と判断した場合には追加措置を実行する余地がある」と発言していたように、この指標をベースになんらかの量的緩和策を行う可能性があります。
このようにFRBが積極的な手を打っていく一方で、日銀が「Too late, Too little」の施策を行っていると、日米の実質金利差の拡大により一層の円高が促進されるのではないかと考えています。
昨日の日銀政策は市場による事前の予想通りであり、材料出尽くし感、失望感もでて、一挙に80円を割り込み、1ドル70円台に入る可能性すらあると私は見ています。




 

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