北尾吉孝日記

『イチロー選手の偉大さ』

2010年10月6日 9:27
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今季イチローはMLB史上初の10年連続200安打及び7度目の両リーグ最多安打を達成しました。
昨年彼がメジャー通算2000安打を達成した際に書いたブログでも述べましたが、イチローという人物については偉大であるという他にありません。
27歳から36歳までの10年間に亘り200安打を達成し続けたことは勿論ですが、36歳という年齢でシーズン214安打を放ったこと自体が偉大であると思います。
歳を重ねて行く程にシーズン200安打達成というものは偉大な記録となってくるわけですが、やはり彼も人間ですので年齢と共に今後どうなって行くのかという部分はあると思っています。

この10年間、体重77キロ前後を維持し、同世代男性の標準値が20%前後の体脂肪率は、わずか6%。肉体的な衰えは、感じていないと言い切る」イチローですが、人間であるからには老化が起こらないということはあり得ません。
彼がなぜあれだけのヒットが打てるかについては色々な要因があるかとは思いますが、動体視力が人並み外れて良いということが大変重要な要因の一つであると思われます。
人間の身体においては眼が最も早く老化してくるわけですが、彼は36歳ですので今はそれ程老化の悪影響は無いように見えます。
ただ動体視力に関する様々な研究結果を見てみますと、彼の動体視力は40歳位から陰りが出てくると思われ、その歳が一つの節目になるというように私は考えています。
従って、40歳までは偉大なる連続記録を何とかキープ出来るのではないかと思います。しかし40歳以後は動体視力が次第に悪化し、記録の更新が中々難しくなって行くのではないかというように私は見ています。

何れにしても日本の生んだ偉大なスポーツマン、イチローは我々日本人の誇りであると思いますし、その大変な努力に対して改めて心からの敬意を表したいと思います。
今回の偉業達成の背景には上述したように大変な努力があると思いますが、それと共に「慎み」ということがあると思っています。
食べたいものを食べずに我慢するということ、あるいは時には羽目を外して遊びたくともそれを抑えるということ等々、須らくそのような欲を慎むということから、この卓越した成績が達成出来たのであろうと私は感じています。
欲を慎めずにイチローという人物のようにはなれなかったスポーツマンとしては、例えばゴルフの世界で言えば、連戦連勝で日本では無敵であった尾崎将司選手や絶頂を極めた岡本綾子選手が挙げられると思いますが、彼らについては共に大酒飲みであったということがあります。
今回の偉大な記録から慎みということがあらゆる面で一番大事であることを再認識することが出来ました。

彼の偉大さについて更に言うならば、「スタイルを変えない」ということもあると思います。
即ち大金が入ったり、あるいは有名になったりすると、投資や事業等々色々なことをやり出し、結局全て失敗して終わりになるということは人間の常でありますが、彼にはそのようなところが全く無く、彼のペースを淡々と守り続けながら生活してきました。
例えば、これまでは弓子夫人のカレーライスを家で食べて球場入りしてきたけれども、今後は毎日ステーキに変えて行くというようにはならないわけで、生活スタイルも全く変えないということです。
それこそが彼の偉大なるところと私は認識しており、あらゆる欲を謹んで淡々と10年を送り、その間惜しみなく努力し続けてきたというわけです。

最後にもう一つ、彼の成功に関して筋肉から見た私の見解を述べますと、何かで読みましたが、彼はマシーンによる筋肉トレーニングを行っていないということがあると思います。
プロ野球選手で言えば、清原和博選手が良い例ですが、年を取ってくるとマシーンによる筋肉トレーニングを行い、それにより筋肉が切れる等、故障し易くなってくるという選手は多数います。
また力士で言えば、例えば元大関・千代大海のように筋肉トレーニング偏重ではやはり駄目になって来るわけで、横綱・白鵬関のように相撲というものに必要な筋肉だけを相撲をとる中で鍛えて行けば、結果として相撲に一番合った筋肉をつけることができ、そしてしなやかさを常に保つことが出来るというわけです。
従って、野球というスポーツに一番適した筋肉をつけるべく、打つ・走る・守るというような野球の基本をトレーニングし続けるということがやはり最も大事で、イチローはそれを確りと守り続けているということです。





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  1. イチローは「自分のバット」にこだわらないそうです。
    それが「自分のスタイル」なのでしょうが
    北尾さんの文脈では誤謬もあろうかと。

    北尾さんにわかりやすいようにいうと
    「無為自然」「水のように生きろ」でしょうか

    「欲を謹んで」とありますが
    イチローの欲を決めてはいけません
    毎日野球することが最大の欲かもしれません

    まぁ、北尾さんのような金の猛者(亡者)からみれば
    「大金が入れば」という自然な具体例からみえるように
    金にまつわることが煩悩の基礎構造であり母体なのでしょうね

    いえいえ、経済屋さんにとってこれは褒め言葉ですよ
    金にルーズでは経済屋さんは営業できませんからね

    それがフェティシズムだという人もいますが
    土木工事屋さんの作業着汚れているのと同じですよね
    彼らにとってはあれが誇りですから
    他人から見れば汚いだけですけどね



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