北尾吉孝日記

『老いを考える』

2011年6月20日 16:58
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3年程前に開催された『致知』創刊30周年記念講演&パーティーにて私は下記内容も含め挨拶をさせて頂きました(※1)。

『たしか、中江藤樹だったと思いますが、「天下得がたきは同志なり」という言葉があります。
ところが、この『致知』を通じて道を同じくする「道友」とたくさん巡り合うことができました。(中略)
私ども人間は、生まれてから死ぬまで修養をしなければならない。明徳を明らかにしなければいけない。
我々の明徳は日々私利私欲で汚れていきますから、修養し続けなければならないわけです。
「年50にして49年の非を知る」とか、あるいは「行年60にして60化す」とありますが、我々は修養によって日々進化していかなければならない。
その修養の一番の助けになるのが、私はこの『致知』だと思います。』

「年五十にして四十九年の非を知る」(淮南子)、「行年六十にして六十化す」(荘子)という言葉がありますが、何歳になろうが兎に角一生修養し続けるという意識を持つ必要がありましょう。
最近は「いや~、私はもう歳だから・・・」と言う人が結構いますが、歳などというのは関係ありません。
死ぬまで互いに自己の向上を目指し、そして努力を惜しまないということが非常に大事なのだろうと私は思っています。

では、この老いをどう考えるのかということですが、『選択』という情報誌(2011年6月号)の『「老化防止」の虚と実(2)』と題された記事の中に下記記述があります(※2)。

『老化については、対立する二つの考え方がある。
一つは、老いによって衰えたり、喪失することを肯定的にとらえ、そこから新たに生まれる発達や円熟を目指す考え。これは「老年学」の土台である。
もう一つは、老化そのものを否定する考え。「アンチエイジング」とか「エイジフリー」とか呼ばれるものだ。(中略)
アメリカなどでは、この二つの考え方は激しく対立しあっている。が、日本では、なぜかどうも曖昧なままだ。』

こうした二元論的な考え方の一方で、老化に伴って減少してくる体内成分等を適切に補給することで、年齢に応じた体の手入れを行うという「エイジングケア」という発想もあります。
「子供叱るな来た道じゃ 年寄り笑うな行く道じゃ」という妙好人の言葉にもあるように好むと好まざるとに拘らず誰しもが老いて行くわけですが、それに対しエイジングケアというのは如何にして老化にうまく対応していくのかというものです。
そもそも人間にとって老化に如何に対応していくのかというのは重要な関心事でありますが、現代のように平均寿命が80歳を超えてきますと(※3)、当然ながらそのことは最大の関心事になってくるように思われます。
また、権力の座を射止めたような者は金に飽かし力に飽かして不老長寿を追い求めるものであり、秦の始皇帝のように徐福を使わし不老長寿の薬を探させたというわけです。
その反面、片一方では年間自殺者数が13年連続して3万人を超え、しかもその中には若い人が結構入っているというのも事実であります(※4)。
従って、必ずしも誰しもが不老長寿を望むというわけではありませんが、殆どの人が健康で出来るだけ長く生きたいというように思うことでありましょう。
そうした中で「医療や医薬、健康食品など、アンチエイジングに連なる派生的商売の領域は、無限に広がる様相を呈して」おり(※2)、様々な商品がもて囃されているという状況です。
私どものエイジングケアに対する取り組みということで言えば、本ブログで幾度かご紹介している通り、コスモ石油株式会社が大量低コスト生産を可能としたALA(5-アミノレブリン酸の略称)という物質を有効成分とする医薬品、化粧品、健康食品の開発と販売促進を行うため、2008年4月にSBIアラプロモ株式会社(以下、SBIアラプロモ)を設立しました。
既に商品化されているものについてはSBIアラプロモのホームページにて縷々掲載されている通りですが、上述のALAというのは「アンチエイジング、抗酸化、運動機能の維持向上など、様々な健康機能の改善・維持・増進に応用が期待される物質」であると言われております(※5)。
このALAがどのような因果関係によってエネルギー効率を向上させ、老化等に対して効果を齎すのかということについては、昨年11月の『今後の医学の流れに関する私の考え方』と題したブログから引用して下記ご紹介します。

【「36億年前の原始の地球に生まれ、生命の誕生に関与した生命の根源物質」とも言われるALAが何かと言えば、「動植物の生体内に含まれるアミノ酸の一種であり、エネルギー生産において非常に重要な役割を果たす葉緑素(クロロフィル)や血液中のヘモグロビンの原料となるアミノ酸」のことであります。
ALAには様々な効果があるわけで、植物においては生長促進効果がありますし、動物においては例えば「ミトコンドリアのタンパク質、シトクロムの生産にも関与している」ことが研究から明らかになっています。(中略)
またミトコンドリアは「はるか20億年ぐらい前に、酸素を使ってエネルギーを作るのが得意な好気性細菌が原始細胞の中に入り」誕生したと言われていますが、このミトコンドリアというのは元々の植物細胞のみならず、動物にパラサイトしてその細胞にも存在する非常に不思議なものです。
そして、そのミトコンドリアで合成されエネルギー産生を担う一部分となる働きがあるヘムという成分の原料になるのが実はこのALAというもので、生命の維持活動に非常に重要な役割を果たしています。(中略)
ALAは17歳をピークに減少して行くことが解明されており、上記ヘムを生産する唯一の物質であるALAを補うことが出来れば、老化を防止する一つの助けとなるのではないかということが私の一つの着想であります。】

事程左様に私は老化に対しては足りなくなったものを補うことで対応出来るのではないかというように考えるわけですが、その最たるものとして上記ブログではHGH(Human Growth Hormone:ヒト成長ホルモン)に言及しました。
ALAのように人体で生産され、加齢と共にその生産能力が徐々に衰え、そしてその量が減少してくるような物質は、やはり外から補給することによって老いに対応して行くということになりましょう。
今後もエイジングケアに連なる事柄が次々に発見され、ある程度のエイジングに対応していくということに繋がって行くことが大いに期待されています。
私どもはこれまで様々な事業を手掛けてきたわけですが、私自身としても最後の集大成としてはこのエイジングケアの部分に是非とも携わって行きたいというように考えています。

関連記事
「バイオ元年」の始まり

参考:
※1:私も『致知』を応援します(北尾吉孝氏)
※2:『選択』-「老化防止」の虚と実(2)
※3:厚生労働省-主な年齢の平均余命
※4:平成23年版 自殺対策白書(PDF形式)
※5:シーズ・メイル対談-生命体のエネルギーとなるALAを用いた事業を推進することで社会の期待に応えていきます





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  1. 織田信長が本能寺で死んだ時には、「人間五十年」と言いながら、49歳で死んだのです。
    世界に類を見ない超高齢社会となった日本は、今は制度上、65歳から74歳までの人は
    そこそこの年寄りで、前期高齢者に分類されています。
    75歳以上の人(寝たきりなど一定の障害状態にある場合は65歳以上)が本当の年寄りで、
    後期高齢者医療制度の加入対象となります。

    老いというものは、相反する二つの意味があります。
    一つは、人生経験に長けて、経験が価値をもたらすという老いの姿です。
    もう一方には、当然のことながらも衰えるという老衰の部分です。

    最近、私の周辺には、年老いた親について切実な悩みを抱えている友人が増えています。
    例を挙げると、『大阪の実家で一人暮らしをしている認知症の母親の介護に翻弄されている
    とか、老人ホームや介護施設の探索・入居が大変だとか、親の死後の遺産相続をどうする
    のか、年末近くになると「喪中につき、年末年始のご挨拶を失礼させていただきます。」
    という葉書の数が年々増えているとか・・・』、やっぱり人間は歳を取るにつれて若いころには
    予想もしなかった様々な問題に遭遇してしまいます。したがって、より良い後半生を過ごす
    ためには、親と自分の老い支度を事前に準備したほうが肉体的・精神的なダメージを最小限
    に食い止めることがたいへん重要ではないかと思います。

    また、女性として生まれてきたからには、いつまでも若々しい肌で美しくありたいものです。
    38歳、本格的にアラフォー世代に突入した私ですが、アンチエイジングにすごく興味を持っています。

    記事の中で、「アンチエイジング、抗酸化、運動機能の維持向上など、様々な健康機能の
    改善・維持・増進に応用が期待されるALA物質」が詳しく紹介されていますので、早速、
    SBIアラプロモのホームページを検索しました。北尾CEOも「ナチュアラ・ビオ」の愛用者
    の一人ということで、初回限定のナチュアラ・ビオ1週間トライアルの2パックを購入しました。
    商品が届くのを楽しみにしています!!

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