北尾吉孝日記

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ご存知の通り「大阪の市長選で前知事の橋下徹氏が、知事選で前府議の松井一郎氏がそれぞれ初当選」したわけですが(※1)、今回「大阪都構想」具現化に向けて相応しい人物が勝利を収めたということなのだろうと思います。
下記引用にもあるように60%以上の投票率により正に民意が示されたという意味で非常に重要な選挙であったと私は捉えており、大阪経済の地盤沈下が叫ばれて久しい中、大衆の多くがそうしたことを切実に感じ何とかそれを食い止めるべく、今回漸く具体的行動に移ったということなのでしょう(参考:2010年12月6日北尾吉孝日記『個人と大衆』)。

『ダブル選への有権者の関心の高まりを反映して、大阪市長選の投票率は60.92%を記録し、前回選挙より17.31ポイント上昇した。市長選で60%を超えたのは大阪府知事選との同日選が実施された1971年以来、40年ぶり。知事選は52.88%となり、同3.93ポイント上昇した。』

「大阪都構想」について下記の通り橋下氏は「法整備に各政党の協力が得られなければ、次期衆院選に向け、候補者擁立に着手する考えを明言」していますし(※2)、更には役所の大改革を断行し無駄なものをどんどん潰して行こうとしています。

『大阪市民、府民の声を国会議員がどう受け止めるか。国会議員も市民、府民から選ばれている。今回の声を無視できない。できる限り、既存政党の協力をお願いするが、どうしてもやってくれなければ、維新の会が国政に足をかける。国会議員を擁立することを考えている。』

これから大阪で大変な成功例が作られ、その大改革が日本全体に移って行く中で、大阪から世の中を大いに変えて貰いたいというふうに切に願っています。
あの2年前の夏、多くの国民が民主党に対して何を期待したのかと言えば、正に今回大阪で見られたようなことであったと認識していますが、不幸にも政権交代後に起こったのは鳩山由紀夫氏及び菅直人氏という愚かな人物が総理の座に就くというものでした(参考:『選挙結果に関する所感と民主党政権に期待すること』)。

【国家間の約束の重みというものを全く理解せず大変な過ちを犯し続けながら一国の総理という地位に留っていた鳩山由紀夫氏、及び子供騙しのような言動を繰り返し恋々と権力の座にしがみ付こうとした潔さの欠片も無い菅直人氏という本ブログでも幾度となく批評し続けてきた前代未聞の愚かな総理が二代に亘って続いたがために民主党に対する期待や信頼というのは地に落ちてしまいました。】(2011年10月13日北尾吉孝日記『政権交代から2年後の今』より抜粋)

そして更には、小沢一郎という国民が期待する方向に最も指導力・実行力を発揮出来る可能性を持つ人物が政界の表舞台から離れなければならないような状況となり、その後に誕生した野田政権も未だ十分には分かりませんが残念ながら大仕事というふうにはならないような感がしています。
例えば、日本に大変革を齎す上で第一歩にもなり得るTPP(環太平洋経済連携協定)について野田総理が参加という大枠を決め動き出しているのは大変結構なことであると思いますが、その一方でそれを帳消しにするのが先ほど掲載したブログ『ユーロ崩壊は時間の問題か』でも下記指摘したように増税に対する在り方です。

【また日本についても、野田総理が先日の「20カ国・地域(G20)首脳会議で、消費税率引き上げを事実上の国際公約として表明」してきているわけですが(※3)、本ブログでも度々申し上げているように世界経済の現況を考慮すればやはり消費税増税などという多くの国民の購買力低下に繋がるようなことを今というタイミングにおいて持ち出すのは余りにもナンセンスではないかと私は感じています。
(中略)「消費税についての前哨戦」とも一部で言われる『震災の復興財源となる「復興債」の発行と、その償還のための税制改正措置を含むもの』として『国会に提出されている「復興財源確保法案」』は「衆院本会議で賛成多数で可決され(中略)12月上旬までに成立する見通し」となっているわけですが(※4/※5)、私見を述べるならば2%以上の実質経済成長率が実現されている中での消費税や所得税を含めたその他諸々の増税というのがあるべき姿ではないかというように考えています。】

財政再建を実現すべく増税自体は遅かれ早かれ行わなければなりませんが、上述したように正に世界景気が落ちようとしている今というタイミングにおいて進めるべき事柄では決してないというように私は強く思うのです。
話が少し横道に逸れてしまいましたが、今回の「大阪ダブル選」での結果を受け、今後大阪で起こるであろう様々な変化に着目し、そしてそれが日本全体にどのように波及して行くのかについて引き続きウォッチして行きたいというように思っています。

参考
※1:「大阪都構想」の前にまずやるべきことは
※2:大阪ダブル選 橋下新市長と松井新知事が当選会見
※3:「国際公約」消費増税に政権の命運 法案が解散左右
※4:復興財源確保法修正案 衆院通過
※5:東日本大震災:「復興増税」が衆院通過 来月上旬、成立の見通し





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  1. SBIインフォメーションミーティング・東京会場に出席させて頂き、ありがとうございます。そして、質問もでき良かったです。(後ろの方で白の長袖Tシャツを着ていた男)
     質問の内容で日本の国家対策の組織を作った方が良いのではないかとお願いしましたが、自分が働いている会社でもそんな組織は無く、対応していますが、ちょっと腫れものを触る感じで、当たり障りのないように私自身も役人に対応してますね。勿論、癒着なんて無いですよ。国から認可を取るためには、どんな角度からでも睨まれたら認可なんておりないですよね。孫さんのスマートグリッド構想、橋本さんの大阪都構想、で世間を賑わいがありますが、そんな時だからこそ冷静に強かに行動する必要がありますよね。そうでなければ、安岡先生の様な存在になる事を北尾さんは望んでいるのでしょうか?安岡先生は元総理大臣の中曽根さんのブレーンと言われていた人でしたね。どんな形でも良いので何か日本国の為に北尾さんが動いて頂きたいと個人的に思ってます。
    北尾さんへ SBIの事だけでなく、日本の為に仕事をして欲しいと切に願ってます。その時は微弱ながら私も何か出来る事があればお手伝いします。-田中光徳ー

     
     

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