北尾吉孝日記

『インドについて』

2012年1月25日 9:28
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先日英銀最大手のHSBCが纏めた「2050年の世界経済規模ランキング予測」を見ますと、誰もが予測するように中国(GDP:25兆3300億ドル/2010年比:7.2倍)が世界首位に浮上し(※1)、「米国(22兆2700億ドル/1.9倍)との2強体制が鮮明になる。人口が1億200万人まで減る日本(6兆4200億ドル/1.2倍)は世界最多の16億人に膨らむインド(8兆1600億ドル/8.5倍)に抜かれ4位に後退する」となっています(参考―5位:ドイツ-3兆7100億ドル/1.8倍、6位英国-3兆5700億ドル/2.0倍、7位ブラジル-2兆9600億ドル/3.2倍、8位メキシコ-2兆8100億ドル/4.0倍、9位フランス-2兆7500億ドル/1.8倍、10位カナダ-2兆2800億ドル/2.5倍)。
私なりに現況を見ますと、上記Top10の中ではやはりインドに対する日本のコミットメントが未だ十分ではないというように感じられ、今後どんどん進出して行くべき国の一つではないかと捉えています(参考:2011年8月31日北尾吉孝日記『今こそ加速すべき日本企業の海外進出』)。
インドという国は世界第2位の総人口1,189,172,906人(2011年7月現在)を抱え(※2)、2020年頃には「中国を追い越して世界人口第1位になると予想されている」わけですが(※3)、更には「中間層である年収5000~1万ドル世帯は2008年の16%から15年には39%に拡大する一方、1000~3000ドル世帯は52%から10%に縮小する」とも見込まれており、中間層が着実に拡大してきています(※4)。
そしてまたある程度教養のあるインド人は全て英語を話しますから私なども殆ど通訳を介せずして話を進めることが出来ますし、更に良いのは長い間英国の植民地であったが故に基本的には法制度が英国のものに準拠しているということで、これまた中国に比して分かり易い部分と言えましょう。
従って、日本企業というのはインド進出に対してもっと力を入れるべきであると思っていますし、またインド経済圏と考えられるスリランカやバングラディッシュといった所との貿易も非常に活発になされていますから、こうした経済圏と積極的に付き合って行くべきではないかというふうに私は考えています。
当社のインド展開について言えば、これまで色々な所とディスカッションを重ね幾つかの所とは大分話が煮詰まってきており、投資活動を中心に様々な形でインドへの進出準備を行っているというのが現況です。
今後金融緩和も進んでいくでしょうし、タイミング的にも良いと思っています。

参考
※1:2012年1月13日日本経済新聞夕刊
※2:People and Society:: INDIA
※3:2011年11月11日読売新聞朝刊
※4:2011年8月29日化学工業日報




 

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