北尾吉孝日記

『日本の領土問題に思う』

2012年8月17日 17:33
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これまで本ブログで幾度も指摘してきた通り、所謂「領土問題」に当たっては日本はある種の覚悟を持たねばならないというふうに思います。
例えば竹島問題について言うと、韓国はそこを実効支配するために警備隊を派遣し灯台を設置するなどしていますが、島根県の一部であるとあれだけ主張する日本は何故そうした状況を放置してきたのでしょうか(※1)。
日本の国民と日本の国土を守るのが正に自衛隊の役目というものかと思いますが、日本の国土が占領されているにも拘らず、自衛隊の出勤が為されないというのは如何なるものかと思います。
そして、何故そうした問題を起こす国と通貨協定を結ぶ必要があるのかというわけで、実効支配を取り除き得ず当該協定すら破棄出来ずに、負け犬の遠吠えのようなことを続けることに一体何の意味があるというのでしょうか(※2)。
そういう意味では、今回「尖閣諸島(中国名・釣魚島)の魚釣島に中国籍の活動家が上陸するなど」した事件で計14人を「入管難民法違反容疑で逮捕」したというのは結構なことではないかと思います(※3)。
一昨年10月、私は「尖閣問題」に関し下記のように呟きましたが、何れにしても自らの国土と自らの国民を自らの軍隊で守るという意識が、日本においては余りにも欠落しているのではないかと思います。

【「尖閣問題」に関する報道を見ていて「一剣を持して起つ」という言葉を思い出しました。こうした宮本武蔵の境涯に到って、人間は初めて真に卓立し、絶対の主体が立つという事で、要は甘え心やもたれ心があっては駄目だという事です。言葉を変えれば「独立自尊」という事だと思います。】(※4)
【これは国の場合でも勿論同じで、一国の安全や防衛を他国に依存しているが故に、阿たり、諂ったり、媚びたりするのです。そのような甘え心やもたれ心を人においても、国においても一切無くす事が非常に大事であると思います。いずれ憲法改正も必要になってくるでしょう。】(※5)

沖縄県を巡る基地問題についても、日本国民がそうした意識を持ち自らの足で立つという真の覚悟があるならば、自らの力で基地建設を行わねばならないわけで、そもそも米国に依存するような話ではないのです。
例えば、同じ敗戦国のドイツは独立後自らの憲法を主体的に創ったわけで、戦後様々な日本弱体化政策を実施してきたマッカーサーによって押し付けられた現行憲法を、日本は何時まで後生大事に守り続け、日本人が日本人の主体性を発揮し得ない状況を続けて行くのかということです(※6)。
私見を述べるならば、戦後67年を経た今、日本人が日本人の主体性を発揮すべく憲法改正に踏み切って、自らの力で自らの国を守るという国民意識の高揚を図るべき時が来ているのではないかと思っています。
例えば、共産主義国としての東欧諸国が崩壊に至るまで大体70年掛かったように、昔から物事の移り変わりというものは、一世代あるいは二世代ぐらいであるものです。一世代は約30年ですから60~70年ぐらいで一つの区切りを迎えるのは当然のことだと思います(※7)。
『北アフリカのチュニジアで発生した反政府デモに端を発し,中東・北アフリカ諸国に拡大した「アラブの春」』を例に考えてみても、エジプトのムバラクは一代目、シリアのアサドは二代目、そしてリビアのカダフィについても1969年にクーデターで政権掌握を果たした後、約40年で終焉を迎えているわけです(※7)。
やはり60~70年程度を一つの区切りとして世の中は大きく変わって行くのであろうと思いますし、その変わり方というのは何れの国においても主体性を取り戻すということなのであろうと私は考えています。

参考
※1:2008年12月12日北尾吉孝日記『金融危機と日本外交
※2:2012年8月17日日本経済新聞『財務相、日韓通貨協定の拡大措置延長「白紙」 日韓財務対話延期
※3:2012年8月17日時事ドットコム「中国人活動家ら、午後にも強制送還=尖閣上陸の5人も入管引き渡し-関係閣僚会議
※4:2010年10月4日yoshitaka_kitao – Twitter
※5:2010年10月4日yoshitaka_kitao – Twitter
※6:2011年1月27日北尾吉孝日記『21世紀に対する洞察2
※7:2012年6月8日北尾吉孝日記『「盛衰の期限」について




 

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