北尾吉孝日記

『仕事の心掛け』

2012年10月11日 13:46
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日本が誇るべき偉大な哲学者であり、教育者である森信三先生の大阪天王寺師範学校本科での講義を纏めた『修身教授録』にも第26講に「仕事の処理」がありますが、仕事に限らず如何なる事柄においても集中してやるということが非常に大事です(※1/※2)。
仕事の仕方として最悪なのはだらだらやるということで、集中すれば一気呵成にやろうという形に基本的にはなってきます。
また仕事の出発点から述べるならば、何時まで経っても仕事に手をつけず考え続けている人が時にいますが、先ずは着手するということが重要です。
そして取り掛かった後、仕事をこなす中で如何に円滑に進めて行くかを考え、着手した仕事については一息にやり抜くという姿勢が大切です。
仕事に取り掛かる前に為すべき大事を一つだけ挙げるとすれば、それは優先順位の問題であって、多くの仕事の中で何故それを優先的に処理するのかは、着手の前に考えねばなりません。
『大学』経一章を見れば、「物事に本末あり、事に終始あり。先後する所を知れば、道に近し(物事には、根本と末節があり、始めと終わりがある。何が根本で何から始めるべきか、そのことをよく心得てかかれば、成果も大いに上がるであろう)」とあるように、ものには終始先後がありますから、先に処理した方が後の仕事に良いであろうという形での判断はある程度は必要です(※3)。
唯、結局全ての仕事をこなさねばならないのであれば、優先順位の問題も実は小さな問題になってしまうわけで、基本的には時間を掛けずに終始先後の判断を行い、そして一気呵成に集中力を以て兎に角一つ一つ片付けるといった姿勢が大事になるということです。
それからもう一つ、事を成就させるには最後の最後まで粘ってやり抜くという姿勢、「為せば成る 為さねば成らぬ」の気概というものが絶対的に必要です(※4)。
私も会社経営していますが、グループ全ての経営に関するありとあらゆることを頭に入れて、短期的・中期的・長期的にどうかを勘案しながら瞬時に終始先後を判断し、そして複数案件の全てを粘り強くノンストップで同時に裁き続けています(※5)。

参考
※1:2011年10月6日北尾吉孝日記『師について
※2:2012年2月21日北尾吉孝日記『「13歳からの道徳教科書」出版にあたって
※3:2012年7月20日北尾吉孝日記『恒心を保つ
※4:2011年6月8日北尾吉孝日記『成功する人、失敗する人
※5:2011年5月13日北尾吉孝日記『菅内閣を憂う




 

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