北尾吉孝日記

『直観力を高める』

2012年11月26日 14:29
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新興国情報EMeyeにも今月14日、『イスラエルの大学「人間の直感は9割正解」、これからは株価判断も直感で』という記事がありましたが、此の直観ということについては凡そ2年半前のブログ『直観力と古典』でも詳述した通り、非常に大事なものとして私も位置付けています。
現代心理学において「意識」というものは「顕在意識」・「潜在意識」・「超意識」と大きく言って3つあるわけですが、当該学問から「直観とは何か」を見てみますと、直観とは「超意識にある情報を顕在意識に持ってきて認知すること」というようになっています(※1)。
そうした意味からは過去・現在・未来のあらゆる情報が入り、あらゆる人が共有化出来る超意識というもの、即ち潜在意識を更に超える深層部分へのルートの有無こそが直観力を左右するのであろうと思います(※1/※2)。
上記超意識とは仏教的に言うと「阿頼耶識」というものですが、そこから顕在意識下に情報を持ってこようとする場合、潜在意識の中にある様々な障害物、例えば過去の恐怖や嫌な思い出のようなものに妨害されてしまいます(※1)。
従って、此の色々な障害物を上手に潜り抜けるべく如何にして超意識の世界に繋がるルートを付けるのかが問題となるわけですが、そういう中では精神的練磨や学問的練磨、あるいは経験的練磨といったものが求められ、そしてそれらが全て合わさって一つの道が出来てくるということなのだろうと思います。
例えば、凡そ二千数百年という長い人類の歴史の篩に掛かった書物は人格を陶冶し続けた先哲達の直観的知恵、あるいは徳慧とも言い得るものの結晶であり、我々は古典を学ぶ中でその直観的な知恵を学ぶことが出来るわけです(※1)。
それ故、現代心理学においても人間学に通ずる古典を学ぶ必要性が様々な形で実証されて行っており、古典の勉強に限らず様々な経験や修練を積んだ人は直観の確度が高くなるということなのだろうと私は考えています。

参考
※1:2010年3月1日北尾吉孝日記『直観力と古典
※2:2010年3月5日北尾吉孝日記『Googleについて




 

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