北尾吉孝日記

『「女性活用」について』

2013年10月24日 17:35
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先月27日未明に行われた国連総会一般討論演説において、安倍晋三首相はその「ほぼ半分」を「女性の支援や社会での活用についての言及に充て」、また『日本国内で社会に女性の活躍の場を充実させることも「焦眉の課題」と強調。経済成長率は「女性の社会進出を促せば促すだけ高くなる」と説明した』ようです(※1)。
そもそも女性活用ということについては私も大賛成でありますが、先ず以て取り分け人口減少・少子高齢化社会に向かう日本において労働力人口が減って行く中、一番手っ取り早く働く人を増やして行くことに繋がるという側面からも、家庭にいる女性を活用するのは大いに結構なことだと思います(※2/※3)。
それからもう一つ別の観点から述べますと、中国古典の易学の陰陽二元論で言えば男性は陽、女性は陰で陰陽で両性は全く違う存在であり、考え方も生き方も色々な意味で違ってくるのですが、それは此の相違が相俟って初めて全き(まったき…完全で欠けたところのないこと)が得られそれにより、人類社会を良くして行くよう、造化(万物の創造主であり神であり天)が人間という存在を創りたもうたことに因ります(※4/※5)。
今年4月のブログ『陰と陽』でも、「陽の部分というのはどんどんと分化・発展して行く性質を有し、他方で陰の部分というのはそうやって分かれるものを時に統一したり時に調和させたりするような働きがあって、故に陰と陽とは何時も上手くバランスを取って創造発展して行く必要がある、というのが東洋民族における一つの基本的な考え方としてあります」と述べたように、片一方の女性を上手く活用できていない日本の現況は、やはり問題があると言わざるを得ません。
例えば、人類は幾度の大戦を経て多数の犠牲者を生み不戦の誓いを掲げながら、戦争を否定するといったことが全くないままに今日まできているわけで、男性が大半の政治の世界においてもっと多くの女性が様々な形で要職に就いて行く中で、相対的にそういうものも変わってくるのではないかと思います(※6/※7)。もっとも、82年の「フォークランド紛争」の時、即座に軍艦を派遣しアルゼンチンとの戦争も辞さないというような姿勢を見せた、鉄血宰相・マーガレット・サッチャーのような女性がいたこともこれまた事実ではありますが(笑い)。
そしてまた、安倍首相も時々引用している「もし、リーマンブラザーズが、リーマンブラザーズ&シスターズだったら、今も存続していたのではないか」という「ハフィントン・ポスト」創設者のアリアナ・ハフィントンの言葉もありますが、女性の目の付け所といったものは男性とは全く違ってくるわけです(※8/※9)。
何れにしても先に述ベたように、そもそも男と女というものは両性全く違うものであり、その違いを上手く活用することによってのみ、調和のとれた健全な発展・進歩が人類社会において具現化されるのだと私は考えています。

参考
※1:2013年9月27日日本経済新聞「首相、女性支援にODA3000億円表明 国連演説
※2:2013年3月14日北尾吉孝日記『物価と人口
※3:2013年9月30日ダイヤモンド・オンライン「マーサー シニアパートナー スーザン・ハーバーマン 女性活用のカギ 社会・家庭・職場・政府のコミットメント
※4:2010年11月5日北尾吉孝日記『幸せな結婚生活のために
※5:2013年3月7日北尾吉孝日記『忘ということ
※6:2013年5月13日北尾吉孝日記『機械と人間
※7:2013年4月8日イザ!「サッチャー元首相死去 関心高いアルゼンチン
※8:2013年8月4日第18回国際女性ビジネス会議「安倍首相よりメッセージ
※9:2013年10月23日MSN産経ニュース『安倍首相、ヒラリー氏から熱い激励の手紙 女性重視政策「支援します」




 

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