北尾吉孝日記

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株式会社阪急阪神ホテルズのトップが辞任表明した翌日、私は偽装表示問題に関するブログを書きましたが、それ以後も全国的に次々と偽装が発覚し、正に「食材虚偽表示、底なし」となっています。
今週は火曜日に高島屋、水曜日に三越伊勢丹、そして昨日は大丸松坂屋等において発覚し、菅官房長官が「消費者庁に対し、ホテルや百貨店などの各業界を所管する省庁との合同会議を開いて、政府を挙げて対応するよう指示したことを明らかにした」わけですが、こうした一連の状況を見るにつけ、「日本人は一体どうなってしまったんだろう。日本人はこんなことをする民族か?」という思いが段々と強くなってきています(※1/※2)。
先月23日「『出光佐三の日本人にかえれ』刊行にあたって」というブログを書きましたが、今回この「日本人にかえれ」というタイトル及びテーマで上梓したというのは、上記した意味において「正にタイムリーだったなぁ~」と思っています。
連日報道される事件内容は「これ、中国の話じゃないの?」と思うようなものばかりで、中国人もびっくりといった話が毎日のように次々と出てきており、私自身もちょっと開いた口が塞がらなくなりました。
上記ブログでは、全然『搾りたてではないオレンジジュースを「フレッシュオレンジジュース」とメニュー表示していた』こと等について書きましたが、例えば高島屋では『日本橋店地下1階の「フォション」で、06年10月から13年10月26日まで販売していた「車海老のテリーヌ」(578円)は、実際はブラックタイガーを使用していた』ようですし、あるいは『松坂屋上野店(東京・台東)の「赤坂飯店」では20年間、「車海老のチリソース煮(ピリ辛)」は車エビではなく、ホワイトタイガーを使用』していたということもあったようです(※3/※4)。
一昨日の日経新聞にも「虚偽表示広がるエビ、品種で価格どう違う(Q&A)」という記事がありましたが、業者側の仕入コストにおいて値段が全く違うにも拘らず、平気な顔をしてずっとインチキし続けてきたというところに対し、もはや呆れ果ててものも言えません。
これもまた「戦後教育の故かなぁ~」というふうにも思いますが、そういう意味では戦前・戦中・戦後と生き抜かれた出光さんが、精神的退廃を眼前にし青年達に言われた「日本人にかえれ」という言葉を、今こそ深く考える必要があるのではないかと思う次第です。

参考
※1:2013年11月7日日テレNEWS24「誤表示問題、政府を挙げての対応指示~菅氏
※2:2013年11月6日FNN「三越伊勢丹グループ、全国14のレストランでメニューに虚偽表示
※3:2013年11月5日J-CASTニュース ビジネス&メディアウォッチ『メニュー偽装発覚が止まらない 日本橋高島屋でも「ブラックタイガー」を「車海老」表記
※4:2013年11月8日日本経済新聞「食材虚偽表示、底なし オークラ・大丸松坂屋も発覚




 

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