北尾吉孝日記

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先週火曜日、イスラエルのビンヤミン・ネタニヤフ首相ホストによる昼食会がパレスホテル東京で開かれ、100名超が集った中に私も偶々臨席していました。
その席上ネタニヤフ首相は、「グローバルプレーヤーとしてのイスラエル」というキーノートスピーチをされたのですが、以下その講演で面白いと思った彼のジョークを一つ本ブログにて御紹介しておきます。
御承知のように、イスラエルというのは正にアラブの中に位置しているわけですが、ネタニヤフ首相曰く「懸念されるべきはアラブ地域の非アラブ国・イランであり、またアラブ諸国の中でもシリアが問題なのであって、嘗て問題を抱えていたアラブの国々とも寧ろ最近はすっかり仲良くなっている」とのことでした。
昨年の状況を振り返ってみるに、所謂「イラン核開発問題」や「シリア化学兵器問題」を巡って欧米の武力行使が現実味を帯びる中、時同じくして実際我々の若手社員のイスラエル派遣計画は実施目前に迫り、私は「彼を行かせて本当に大丈夫か」というふうに、当時随分気にしていたのを覚えています。
しかしながら之に対し、ネタニヤフ首相流のジョークでは「危険なのは、米国ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)まで。そこから飛行機でテルアビブに来ても、何も危なくはない」ということで、passport control(出入国審査)もinvitation letter(招待状)があれば非常にスムーズに行くらしいのです。
但し「らしい」と言って安心すること勿れ。上記した私どもの駐在員の話ではイスラエルに入国したのち一旦出国するとなった時、特別室のような所に連行され質問責めにあい1時間近くも拘束されたとのことです。
更に言うと、彼がそのケースに該当したかは分かりませんし、またその話の信憑性自体も定かではありませんが、ある人から聞いた話では時として素っ裸にまでさせられ、徹底的に調べられることもあるそうです。日本の常識からすればある面で異常と感じる程のセキュリティチェックが為されているということで、そしてまた、国全体に徹底的なチェック体制を上手くインターネットをフル活用しながら完璧に築き上げてきているということです。
それ故そういう意味では、その国民国家の頭脳を総動員してイスラエルはセキュリティシステムを作り上げているのですから、私としては「JFKを出た後はある意味安全と言えば安全だ、という話なのかなぁ~」と思いながら、ネタニヤフ首相の講演を聞いていました。




 

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