北尾吉孝日記

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組織の中では、「言われたことも出来ない人」「言われたことしかやらない人」「言われたこと以上の成果を出してくる人」「やらなくて良いことまでやってしまう人」等々と、様々なタイプの人間と仕事を進めて行かねばなりません。
此の時、人を用いる側にも人に用いられる側にも大事なのは『中庸』にある言葉、「君子は其の位(くらい)に素して行い、其の外(ほか)を願わず…君子というものはその自らの立場・環境に応じて自らを尽くし、他の立場や環境を欲したりはしない」ということです。
要するに、分を知り分を超えることなく「其の位に素して行い」を為すということ、「自分の立脚地を超えて、物事はやってはいけない」「出来るからと言って、それを超えてやってはいけない」ということで、之が昔から東洋哲学の中で言われている「素行自得(そこうじとく)」の意味であります。
そしてその与えられた範囲内で、あらゆる知恵を尽くして必死になって努力をし、それをやり抜いた時に新たなる仕事というもの、新たなる自分の位というものが出来上がって行くのだろうと思います。
つまり私が何を言いたいのかと言えば、自分の与えられた立場まで十分完遂できない人間が、彼方此方に首を突っ込むと碌なことはないということで、上記した通り「其の位に素して行い」を為すというのは非常に大事だと思っています。




 

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