北尾吉孝日記

この記事をシェアする

今週月曜日のブログでも世界人口の0.2%、米国人口の2.0%を構成するに過ぎないJewishがノーベル賞受賞者の22%を占める等と、我々人類における科学も含めた学術や文化等々の発展に如何に様々貢献してきているかを書きました。
米国における「有名大学の教授たちの二〇%(中略)を、ユダヤ系の人たちが占めている」とも言われるように、その群を抜いたIQでJewishは圧倒的な割合を構成しているわけですが、民族的に「何ゆえJewishが?」かと言えば、最早教育の効果としか言いようがありません。
あるいは、例えば漢字をひらがな・カタカナに変えた日本人というのもある意味優れた民族だと思われ、ほぼ皆が読み書き出来るよう識字率を高めた、その教育効果は非常に高いものがあったと思います。
16世紀半ばに鉄砲が種子島に伝来して以来、鉄砲装備というのはあっという間に日本で広まり、当時ある意味世界で一番鉄砲を装備していた国だったかもしれませんが、あの安土桃山時代から後の時代に掛けて、日本は他国から色々なものを取り入れて吸収し、上手く改善・改良を重ね新たなものを直ぐに作ってきました。
但し、日本のオリジナリティがどうかと言うと、上記した漢字の例でも見られるように、自ら創り出すということは歴史的に少なく、我々SBIのビジネスモデルを見ても嘗て当ブログで次の通り述べましたが、ある時期そうしたことを盛んにやりながら日本で新ビジネスをクリエイトして行く、という作業に私どもは取り組んできました。

【米国でインターネット企業が雨後の筍のように出てきた1994~95年、私は毎月1回1週間程度ホテルに泊まり込み、朝から晩まで様々なベンチャー企業を呼んで精査をし、次々と投資をして行きました。
そして、その中には、例えば、モーニングスターやイーローン、あるいはインズウェブ等々、私どもがジョイントベンチャーとして日本で作った色々な会社が登場しており、単に投資業だけということではなく、次は日本へ移出して行くというステージに入って行きました。
つまり、そのステージとは、新しいビジネスモデルを持った米国の様々なネット企業を日本の風土に合うように作り変えて日本に導入し、日本における事業グループを創造するというステージのことです。】

例えば、上記した中でインズウェブを例に言うと、Yahoo Financeでも「INSW is no longer valid. It has changed to PTNT.」と表示される通り、米国インズウェブ社は一度株式を公開したものの現状、どこでどうなったか分からないような程度になってしまっています。
あるいは、米国CyberCash社が既にChapter 11で破綻している一方で、私どもが育ててきたベリトランス株式会社(旧SBIベリトランス株式会社)は隆々と生き残ってきましたし、また私どもが完全子会社化した株式会社SBI証券にしても、ある時期から米国E*TRADE社から学ぶことは殆ど何も無く、資本関係も消失しました。さらにリーマンショック時に、向こうは一度潰れ掛けたような状況に陥ったというわけです。
従って、そういう意味では我々SBIに限った話でなく、日本においては一般的に他国がオリジナリティを有するものが大分多くあるように思われ、日本人というのは改良・改善に関する独特の知恵とか、その風土に適用させサステイナブルな形にして行く力、といった部分において物凄いものを持っているのだと思います。
先月のブログでも、イスラエル国首相・ネタニヤフホストによる昼食会におけるキーノートスピーチ、「グローバルプレーヤーとしてのイスラエル」より彼のジョークを一つ御紹介しましたが、彼の講演を聞いていてもう一つ思ったのは、「イスラエルというのは、創造力豊かで独創の世界が非常に強い国だなぁ~。此の素晴らしい頭脳集団と日本企業が組むことは、ある意味物凄く意味あることかもしれない。やはりこれからは日本とイスラエルを結び付けて考えるべきだ」ということです。
私どもとイスラエル企業といった場合、既にSBIバイオテック株式会社がテルアビブに研究所を有するQuark Pharmaceuticals, Inc. を100%子会社にしている状況で、その御縁でイスラエルに対する私の関心、あるいは我々の若手社員の派遣ということに繋がっています。
上記昼食会の席上でも、イスラエルで投資業を営んでいる隣席のJewishと早速意気投合し、彼とは本日一緒に食事をしました。両社の関係を一歩進めるべく話し合いました。そうしてきちっと商売を作ってくるところが私の私たる所以でしょうか(笑)。




 

(任意/公開)
(任意/非公開)



Copyright © SBI Holdings, inc. All rights reserved.