北尾吉孝日記

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見合いということに関しては、『イマドキ女子は“お見合い”ってナシだと思っている?⇒8割以上が「アリ!」』(14年2月18日)とか、『【ランキング】女性が「お見合いの方がいい!」と思う理由ベスト3』(14年5月25日)等と、それをポジティブに捉える記事がネット上にも多く見られますが、実際いま此の日本で見合い結婚で結ばれるケースというのは非常に少なくなっているのではないでしょうか。
例えば、パキスタンでの「夫を自分で選んだ女性、親族が殴殺」というニュースが先日もありましたが、インドやその周辺国あるいは中東の一部などでは寧ろ親の言い成り結婚が当たり前の形です。そうした背景から「家族や一族、地域社会が認めていない交際をした若い男女が、一族の名誉と誇りを守るため親族によって殺害される事件」、いわゆる「名誉殺人」が後を絶たず、今世界で大きな問題になりつつあります。
片や日本のような国では、結婚するに当たって親の言うことを聞かないというのが普通になってき、また親も親で自分が結婚するのではないから好きにしたら、という考え方の人が非常に増えてきており、私自身それはそれで良いのだろうと思っています。
米国などを見ていると、例えばビジネススクールの中でも所謂「ランキング」が上位であればある所ほど、そこの卒業生の離婚率は高くなる傾向にあるようで、それは良いビジネススクールを出て良い職に就き良い収入を得た人は、ある程度慰謝料が払えるからこそのことでしょう。
また「米国の離婚率は50パーセント」とも言われており、当該国においては見合で行く人などほぼ誰もいない一方で、恋愛結婚で上手く行っているということでもないわけで、そういう意味では「恋愛と雖も中々難しいものがあるのかなぁ~」というふうにも思います。
フランスの金言集の中にある面白い言葉、「人は判断力の欠如で結婚し、忍耐力の欠如で離婚し、記憶力の欠如で再婚する」は、今年2月のブログ『「早期離職者」を生む2つの原因』でも御紹介しました。
ひと月ほど前のブログでは、近い将来日本も香港のように総じて男性が経済的にも女性に負け、妻が亭主に対して「三行半」を突き付けるような厳しい局面に差し掛かることもないとは言えないのではと指摘しましたが、恋愛であれ見合であれ女性が働く手段を有するようになったり社会の中で自立して行けるようになればなる程、基本そうした傾向が増えて行くのだろうと私は思っています。
男と女は両性全く違うもので中国古典で言えば、男性は陽、女性は陰と対極をなす存在である以上、考え方も生き方も色々な意味で違ってくる、と嘗て『幸せな結婚生活のために』(10年11月5日)というブログでも述べました。
やはり男も女も当然歳と共に変わって行く生き物であって、結婚生活の昔からよくある三つの有様としては、一つは破局を早々に迎えるケース。もう一つは、男女の情愛も次第に変化して徐々に諦めの境地に入って行き、最終的に友人関係の如くなる場合、もう一つが男女の衝突による破局を回避するが、忍の一字でお互いの性格の大きな差を感じながら、最後までしっくり行かないが夫婦生活を続けて行くというものです。
此の忍耐の忍ということをお互いが心掛けて行くところに、末永くそして結果として味わい深い結婚生活を築いて行ける要諦があるのではとも思います。忍の一字でそれを続けて行く大きな理由が、「子は鎹(かすがい)」と言われる子供の存在であります。
但しそうは言っても現実は、子が育ち一応自立できるようになってくると今度は離婚してしまうということも実際には結構あって、今日本でも熟年離婚とりわけ夫の退職金や年金等を分割して直ぐに離婚するといったケースも増えているという始末です。
子は鎹とは、「子供への愛情から夫婦の仲がなごやかになり、縁がつなぎ保たれることのたとえ」で、之は昔から言われていることではありますが、子育てが終わったら結婚生活もそれで終わりといった最近の特徴を見るにつけ、「子は鎹も何時までも続かないのかなぁ(笑)」などと思ったりもしています。




 

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