北尾吉孝日記

『スーツを選ぶ』

2014年6月24日 18:50
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日経ビジネスオンラインに『スーツ選びに「センス」は不要 』(14年4月24日)という記事があり、その中で筆者は『日本は、スーツの歴史が極めて浅い。そのため多くの男性が、「みんなが着ているから」という理由だけで何となくスーツを選んで』いると指摘しています。
そしてまた、「ビジネススーツのマナーの基本は、発祥の地である英国や欧州で出来上がったもの」とした上で、日本人は「本当の意味や考え方、歴史を深く考えずに着てしまっている」云々かんぬんと述べているのですが、私自身も筆者の言う所の意味で余りスーツ選びに拘る方ではありません。
今、背広という言葉を使う人は少なくなりスーツと言う人が多くなったわけですが、此の背広とは英国ボンドストリート(Bond Street)の南側オールドボンドストリートの丁度突き当たり位にある、サヴィル・ロウ(Savile Row:ロンドンの洋服屋街の名)がその語源とも言われます。
今でもこのボンドストリートと呼ばれる地域には、いかにも伝統・歴史のありそうな高級品のブティックのようなものが多く立ち並んでいて、英国の貴族達はそこでその人の好みに合った生地・色合・デザインでスーツを仕立てるということをやり、また日本では金持ちですらそこまでしないのではと思いますが、例えば靴なども彼らはそこで自分の足に合わせ好みに合ったものを作ってきました。
男性用スーツでは最近イタリアやフランス製等が多少幅を利かせようとしていますが、私自身は今も変わらず英国製生地が断トツに良いと実際自らが着続けて思っており、故に英国製以外の生地で洋服を買うということは殆どなく、それは私の父からの伝統(少し大袈裟な言い方ですが)であります。
父はスーツに関して英国製の生地によるテーラーメイドに拘り続け、それも大阪市にある有名なテーラー「金子洋服店」で何時も作っていたのですが、今あれだけトラディショナル且つオーセンティックな形で精巧な縫い方をし、個々人の体型にフィットする完璧なものを仕立てる金子のような所は最早ないのではと思います(平成元年に先代が亡くなられた後の金子の状況は分かりませんが…)。
嘗て『PRESIDENT』の取材を受けた際に、「本や飲食、洋服代にお金をかける理由は何ですか?」という質問が出され、私は「服を買うのもサラリーマンには大切な投資でしょう。無理をしても5着は持って毎日かえたほうがいい。僕はそうしてきました。そのほうが長持ちもする。(中略)いいものを買って長く大切に使う。仕立てるときズボンのウエストは5~6センチ調節できるように特別な工夫をしてもらっています。はけなくなって買い替えるより経済的です」と答えたことがあります。
上等な品は値が張るというのは勿論事実でありますが、同時に安っぽいものは直ぐに布が駄目になるというのもまた事実であって、良いものを大事に使って長持ちさせればトータルとして見れば逆に贅沢していることにはならないという可能性もあります。
そうしたことを私は父から教わってきました。だから、今でも物を買う時はその材質に徹底して拘り、流行を一切追うことなく色やデザイン等に飽きがこない、所謂オーソドックスな物を選ぶようにしています。
例えば、私の髪型というのは小学校の頃から此の横分けスタイルで全く変わっておらず、そういう面でも自分のスタイルを貫いているということですが(笑)、此の散髪に関してオーセンティックなスタイルできちっとやってくれるのがホテルオークラにある「米倉理髪室」で、然もその会長は今そういう意味で本家本元の英国を凌ぐ形で散髪してくれる日本No.1の理髪師だと思います。父も、大阪のグランドホテル(現・リーガグランドホテル)にあった「米倉」に行っておりました。
余談になりますが、昨日歌手の郷ひろみさんを起用した『エナジーサプリ「アラプラス」シリーズ TV-CM第2弾』の放映開始に関するプレスリリースを行いましたが、私の場合この「ALA(5-アミノレブリン酸の略称)」を飲み始めてからというもの、髪の毛を切りに行く回数が明らかに増えました。
つまり、此のALAが人間の細胞を活性化し活力の増進を齎す一方で、爪が伸び易くなり髪の伸び方が非常に早くなるということを実体感しているのであります。之は上記したスーツのように長持ちさせるといった類の話ではなく、今ALAのマイナス面として散髪へ行く回数が多くなり散髪代が増えて困っています(笑)。




 

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