北尾吉孝日記

この記事をシェアする

4年程前の『致知』のインタビュー記事「人を育てるのは知的格闘技だ!」に、『成功している人は大体しつこい人が多い。これは負けず嫌いということにも繋がります。あとは、「かわいい人」ですね。(中略)かわいさは素直とほぼイコールだと思います』という、カーネギーメロン大学教授・金出武雄さんの言が載っていました。
言うまでもなく成功する人とは、自分が掲げた目標に向かって様々なものを犠牲にしながら、ひたすら突き進んで行くということもあるでしょうし、あるいは例外なく運にも非常に恵まれるということも、やはりあるのだろうと思います。
そうしたこと全てが出来なければ成功し得ないのだと思われ、嘗て『成功する人、失敗する人』(11年6月8日)というブログの中では、成功するため運を呼び寄せるものとして「努力」「誠実さ」「粘り」の3つが取り分け重要であると述べました。
成功する上で一つ大事な要素となる此の粘りとは、ある意味「しつこさ」のことだと私は捉えていて、最後の最後に一頑張り・一粘り出来るか否かで成功するかが決するということは結構あります。
もちろん日常的にもしつこさを有しているからこそ、それが最後の粘りに繋がって行くという部分もあるのかもしれませんが、しつこさと言った時に「何時までぐちゃぐちゃと同じことばかり言っているの」といった類の、時として人に不快感を与えるしつこさもまたあります。
そういう意味で言うと、しつこさと粘りというのは似て非なるものでありますが、私が指摘したしつこさとは最後の最後までやり抜く粘り、「為せば成る 為さねば成らぬ」の気概を指したものであります。
次に「かわいさ」ということで私見を述べますと、「かわいい人」とは「愛嬌のある人」を言うのでしょうが、「男は度胸、女は愛嬌」と言われる位やはり愛嬌のある人は、女性に限らず人から好感を持たれたり可愛がられたりします。
「仕事は一人では出来ない」という鉄則がある中、人から好感を持たれたり可愛がられたりするのは、成功を収める上で重要な要素であることに違いなく、運に繋がるとまでは断言できませんが、様々な御縁を得る上では非常に大事なことだと思います。
その人が何となく幅の広い人間でそこに愛嬌があるとなれば、それなりに人が入って行き易い要素になり得るのであって、御客様や仕入先あるいは多くの社員達もその人物を慕ってき、そして人との繋がりの中で色々なものが実現できるようなって行くわけです。
ぶすっとしている人は、人と知り合いになるのも中々難しいということがあるかもしれませんが、他方で愛嬌のある人は、様々な人に会え誰とでも親しく話ができ人と知り合いにもなり易いものです。
それは勿論、その相手に便乗したりすることでも話題をどうするかということでもなく、その可愛らしさを以て自分なりの主張もきちっとしながら、その人が何となく共感してくれるということであります。
ちなみに此の愛嬌とは、持って生まれた性格だとも言えますし、環境の中で育てられたものだと言えるのかもしれません。例えば俳優は色々な役を演じていますが、その中には愛嬌のある役もあれば、ぶすっとしている役もあります。ですから、愛嬌は己が修練を積む中である意味作り出せるものだと言えなくもないでしょう。




 

(任意/公開)
(任意/非公開)

  • 小
  • 中
  • 大



Copyright © SBI Holdings, inc. All rights reserved.