北尾吉孝日記

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先々週金曜日に投稿した『孫さんは「大ボラ吹きの大夢語り」か』に対して、小山田泉様より「強く夢を持った人のイメージとは物凄いものなのだと思います。(中略)強烈なまでのイメージというものは、既に実行力を内包しているようにも思われます。イメージ⇒実行の間にそれほど差はないように思われますが、北尾さんのお考えを、またいつの日かお聞きしたいと思います」とのコメントを此のフェイスブック上で頂きました。
夢の実現というのは一足飛びに行くわけでなく、それに向かって一歩一歩しかし着実な努力が必要です。それは着実な成果を生むための努力でなければならず、その歩みの一歩一歩が本当に正しいか否かを、常に検証して行かなければなりません。そして「その道を歩めば目的地に行けるか。もっと近道はないのか」といった反省を繰り返しながら、前に向けての策を練るということが求められるのだと思います。
例えば4年半前のブログで、「事を起こすのが起業家、事を成すのが事業家、事を治めるのが経営者」という孫さんのtweetを御紹介した上で、私見として「夢想家(夢を思い描くだけの人)」にならないことが一番重要だと指摘しました。
起業家の中には夢想家が沢山いますが、なぜ事業家になれず夢を見るだけの夢想家で終わってしまうかと言えば、第一に知識が無いということ即ち勉強が足りないということ、第二に言葉だけで勇気を持った実行力が無いということ、最後に戦略が無いということの「三無」だからだと思います。
事業家は如何に戦略を持って描いた夢を実現し得るかということですが、知識が無ければ戦略を策定するところまで行かず、知識を発展させ実行力を伴う見識を持つこと即ち知識を胆識に高めることも出来ず、故に夢が実現することはありません。
勿論、その起業家の前提となるものは「野心」ではなく「志」です。誰もが起業するわけですが事業家へのプロセスとして、高い志を持った上で少なくとも上記「三無」を先ず無くす必要があります。
そして一つの目的を達成した時に、満足感を得「良かった、良かった」で終わりにしたり燃え尽きたりするのでなく、世のため人のためという大志を有して夢を膨らませ夢を抱き続けねばならないのです。
拙著『何のために働くのか』(致知出版社)でも書いたように、自分の能力を自分で限定し自らの限界を自ら規定しないためにも、自分の夢は出来るだけ大きく持ち続けるということが大事だと思います。




 

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