北尾吉孝日記

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民主党の代表選挙が本日「午前に告示され、長妻昭元厚生労働相(54)、細野豪志元幹事長(43)、岡田克也代表代行(61)の順で3人が立候補」し、午後には「党本部でそろって記者会見し、党の立て直しに向けた今後の党運営の在り方や、重点を置く政策などについて考えを示し」たようです。
昨年末より左目の網膜剥離で入院していた岡田さんは、一昨日退院され「身体と相談しながら、しかし出来る限りのことは頑張って、皆様にお訴えしていきたい」と同日言われていました。
ただ残念ながら、丁度この大事な時期に上記した「思いがけない病気」に罹ること自体、天は岡田さんを次の代表にしたいというふうに余り思ってはいないのだと思います。
私としては、次代のホープとして前々から期待している細野さんに今回何とか勝って欲しいと思っているのですが、勝負は時の運ですから結果どうなるものかは分かりません。
但しこれから後、民主党がサポーターを失って行くだけの状況をある意味変えたいと望むのであれば、細野さんのような今までにない新しさが感じられる指導者が求められるのだと思います。
ちなみに細野さんというのは、人相学上も今回の立候補者の中で一番良いものを持たれている、というふうに私は感じています。
池田信夫さんなどは、『中の人によると、岡田氏が当確らしい。民主党は「焼け跡」になっても立ち直れない』とも言われていますが、仮に岡田体制になったとしたら民主党の未来は殆ど断たれてしまうことでしょう。
「民主党の鈴木克昌、小宮山泰子両衆院議員や、維新の党の松木謙公、木内孝胤両衆院議員ら、小沢氏と関係が深い他党議員も含め約50人が出席した」毎年恒例の新年会で、小沢さんは『「野党がバラバラに戦っても全く意味がない。大同団結を目指すべきだ」と述べ、自公連立政権に対抗するため、野党が結集する必要性を改めて強調した』と報じられていました。私もその通りだと思います。長期的に見て国民にとって如何なる勢力バランスが望ましいかと考えてみるに、やはり短期的視野のみならず中長期的な視野にも立って国益に適うことを果断に実行して行くその為に議論を尽くす、という二大政党制が確立されるべきだと私は一貫して主張し続けています。
与野党が常に緊張感を持って切磋琢磨して行くという状況下、時として野党は正々堂々と国民の前にその反対意見を論じ対立的な姿勢をきちっと示して、結果がどうでも少なくとも国民には争点がより明確に認識され、結局次の選挙でそのことは反映されるという状態こそ在るべき形だと思います。
そのために与野党双方に人材がおらねば中々難しいというのは言うまでもありませんが、例えば6年前の夏に民主党が大勝利を収め政権交代を実現したものの、鳩山由紀夫・菅直人・野田佳彦と日本の近代史上稀に見る低レベルで総理になどすべきではない人物が三代に亘って続く中、大変な後遺症を残した非常に御粗末な対応を国民はその時々で見、段々と民主党を見限って行き、ある種の拒否反応を示す人が此の間たくさん誕生してしまいました。
然も菅さんなどは、総理経験者にも拘らず前回・前々回と2度も続けて自身の選挙区で敗者となり比例復活することで何とか擦れ擦れで議員のポジションを維持しており、こうした現況を見るにつけ「こういう人がトップを務めるような政党には最早未来はない」と思いました。
それ故そういう意味では、民主党「逆風」下の05年・12年・14年の総選挙全てにあって、きちっと小選挙区で勝利を収めてきた細野さん或いは岡田さんが次期代表を務めるということでなければなりません(長妻さんが勝つ可能性は、既に殆ど無いとは思いますが…)。
そして更にはその中でも、新しい息吹が感じられる人でなければならず正にその人が細野豪志という人物であると思いますから、「新しい民主党を創る」ため是非とも彼には一度党首としてやって頂きたいと願うものです。
一昨日の『年頭所感』で具体的に述べたように、今後安倍政権が打ち出して行くものと思われる第三の矢すなわち構造改革を通じた成長戦略に対して、今のところ多くの選挙民は「安倍さんの手で何としてもやり遂げて!」というふうに考え、未だ自民党・現政権に期待するところ大といった状況です。
従って此の「自民一強」下、相手が余程のへまをしてくれない限りは政権奪還というところまでは中々行きませんから、今回の選挙を経て誰が次の代表になったとしても当面難しい局面が続かざるを得ず、来夏の参院選で自公大敗といった結果が生じるのは非常に考え辛いことだと思います。
本日、民主党衆議院議員の長島昭久さんも「細野豪志陣営の推薦人は、全員21世紀になってから国政に出て来た議員ばかり。旧党派のしがらみのない新しい世代で清新なリーダーをつくり出す情熱に燃えている。党内の狭いコップの中の争いにせず、国民一人ひとりの心を揺さぶる大きなヴィジョンを発信する機会としたい」とツイートされていました。
「新しい民主党を創る」べく細野さんには此の大変重要な選挙で勝った後、代表として大変な覚悟を持って大鉈を振るい堂々と党の大改革をやって頂くと共に、やはり臥薪嘗胆の思いで将来十分に政権政党たり得るよう、野党を結集して人物の養成・錬磨ということに全身全霊で取り組んで頂きたいと思う次第です。




 

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