北尾吉孝日記

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時代が変わろうとも大事なことは一切ぶれずに、しかし、やることは過去にこだわらず、挑戦していくのが発展の秘訣だ--之は、雑誌『月刊BOSS』2016年12月号の中の記事、「成功経営者の共通項は基本に忠実でブレないこと」で紹介されている、ミキハウスグループ創業者・木村皓一さんの言葉です。
嘗て私は、『基本の徹底と変化への対応~私が「セブンイレブンに学ぶこと」~』(2014年3月7日)というブログを書いたことがあります。野村證券時代、担当者と同伴で事業法人部長としてイトーヨーカ堂グループに行くと、「変化への対応と基本の徹底」という1982年以来の経営スローガンが常に掛かっていたのが非常に印象的でした。
此の言の意味というのは、先ず「基本とは何か」「何を基本にすべきか」といったところから始まって、その基本を決めた後は何時の時代においても、それを徹底的に貫き通すというスタンスだと私は認識しています。
但し、その時併せて重要視しておかねばならない大事な要素は、変化への対応であります。そういう意味では、例えば鈴木敏文さんが「世の中が変化すれば、我々も変えていかなければいけない。変化するからチャンスがある」というふうに言われています。
之がセブンイレブンの進化の秘訣ということで、鈴木さんは「過去の経験や常識に縛られると、思考や感覚にフィルターがかかり、どんな情報に接しても、価値ある情報として感知されません」とも言っておられます。
基本の徹底と変化への対応--これこそが、成功経営者の二大共通項と言えましょう。そしてまた同時に、経営がブレないということは、イコール経営者がブレないということで、経営者がブレないということは、イコール自分を修養し「恒心…常に定まったぶれない正しい心」を維持できる人になって行くことが必要だと思います。
「難(かた)いかな、恒(つね)あること」(述而第七の二十五)と孔子も言うように、心の内を恒ある状態にずっと保っておくのは大変難しいことであります。リーダーであれば確固たる判断基準を持って泰然自若として、恒心の維持に努め目先の状況変化に戸惑うことなくブレることなく、冷静沈着に様々に判断・対処して行くことが非常に大切だと思います。




 

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