北尾吉孝日記

『風雲急を告げる政局』

2017年9月28日 17:15

昨今のドタバタが一体何に起因するかと私なりに色々と考えて見た結果、米国と北朝鮮との戦争がいよいよ現実化するのではないかということであります。国連の場では先週火曜日トランプ氏が北朝鮮に対し、「完全破壊」や「ロケットマン」といった極めて異様な言葉を用いて強く非難しました。
それを受けてはまた金正恩氏がその二日後に、「歴代で最も暴悪な宣戦布告をしてきた以上、わが方もそれに見合った史上最高の超強硬対応措置断行を慎重に考慮するであろう」との声明文を出しました。両国共あれだけ大っぴらに広く世界に喧伝したわけですから、いつ戦争が起こっても不思議はないとの印象を私は受けています。
米国としては恐らく、対話により平和的に解決出来る状況は疾うの昔に終わったと判断しており、最早時間が経過すればする程に北の核・ミサイル開発が進展し世界に悪い結果を齎すようになる、と考えているのではないでしょうか。
そうした現況を受け想定すると個人的には、一つは来月18日開催予定の中国共産党第十九回全国代表大会を終えて後クリスマス迄の間、もう一つは年を越して年初のどこかで米朝開戦が現実のものになるのでは、という気がしています。
さて、片方で「日本をリセットするために希望の党を立ち上げ」た小池百合子代表の下へと、民進党からは保守系の議員が次々と出て行って、遂には民進党・保守派の希望合流といった状況になりました。民進党が瓦解した今日本政治は与党・野党共に、保守・保守の体制になり得るわけです。
安倍政権としては恐らく、来たる解散総選挙で「自公連立政権で233」は取れるだろうと見ており、当該選挙の後保守・保守の体制下、念願の憲法改正が実現出来ればそれで良いと考えているのではないでしょうか。今回、小泉純一郎氏等も動かれたのではと思われますが、それ故そういう意味では、ある意味織り込み済みだったのかもしれません。
今後ひょっとしたら保守・保守の与野党が大合流する可能性すら有り得る、と私は思っています。当ブログで半年前程に『ポスト安倍は安倍』と述べましたが、大合流して後ポスト安倍の次の首相は小池氏になる可能性があるでしょう。そしてポスト小池は小泉進次郎氏ではないか、という読みは穿ち過ぎでありましょうか。




 

『人の成長』

2017年9月27日 12:15

ダイヤモンド・オンラインに先々月27日、『「一流の人に会える人」には、1つの条件がある』という記事がありました。筆者曰く、「同じ人、状況とばかりいるかぎり、成長はありません。なぜなら、同じような人、場所と一緒にいると、同じ価値観の中でしか、ものを考えなくなるからです」とのことです。
之は、筆者も言われるように「マンネリ感に支配され」るということですが、他方一切のものとある意味自立して正に「一剣を持して起つ」宮本武蔵のような「絶対」の境地に到っている人には、当て嵌まらない話でしょう。
『学問のすゝめ』の中で福沢諭吉は、「独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るるものは必ず人に諛(へつら)ふものなり」と述べています。此の独立の「独」ということの東洋における意味は、一言で言えば相対に対する絶対ということです。
要は独の人は、何ら他に期待することなく徹底して自分自身を相手にして生きているわけです。武蔵の如き「一剣を持して起つ」境涯に至って、初めて人間は真に卓立し、絶対の主体が確立するのです。そうして主体的に生きている人であれば、「いつも、同じような人、環境とばかり一緒にい」ようが何をしようが、変わることなく成長し続けて行くでしょう。
毎日「同じ人、状況とばかりい」がちな会社生活においても、例えば同じ人であっても日々変化していることを忘れてはなりません。『十八史略』に「士別三日、即當刮目相待 … 士別れて三日ならば、即ち當に刮目して相待つべし」という、「中国古代史、三国時代、呉の武将の呂蒙」の有名な言葉があります。
之は旧友の魯粛に対して言ったもので、「日々鍛錬している者は三日も会わなければ見違えるほど変わっているということ。転じて、いつまでも同じ先入観で物事を見ずに常に新しいものとして見よという意味」になります。
最近はロボットでも、ディープラーニング(deep learning)して行きます(笑)。それこそ人間など「復た呉下(ごか)の阿蒙(あもう)に非ず…もはや呉の部下にいた、昔の呂蒙ではない」(魯粛)わけで、人に三日会わざれば刮目して見るよう意識すべきだと思います。




 

『未来なき民進党を憂う』

2017年9月8日 15:05

ちょうど一週間前の臨時党大会、民進党新代表に前原誠司さんが選出されました。今回の投票結果が証明している通り(前原502ポイント、枝野332ポイント、無効17ポイント)、多くの人は前原さんの方がベターとの判断を下したのだと思います。
此の代表選は言うまでもなく、野党第一党党首の選択という日本の将来に大事な選挙でありました。しかし、「前原が勝つんでしょう」といった程度に軽く向けられた国民の興味関心は殆ど、「やはり前原が勝ったね」ということで御仕舞だろうと思います。
即ち、鳩山由紀夫・菅直人・野田佳彦と続いた民主党政権3年3カ月を経て大多数の有権者は、民進党が「政権を担える政党になる」とか「二大政党の一翼を担う」とかとは、全く期待していないのが現況なのです。民進党が前原新代表の下カムバックしてくるとは、残念ながら私含め多くの人が思ってはいないでしょう。
案の定、新執行部人事を巡っては早速、不倫疑惑の渦中にあり昨日離党届を提出した「山尾志桜里(しおり)元政調会長の幹事長起用を直前に断念し、大島敦元副総務相に差し替えるなど混乱」が露呈したという有様です。
前任者と違い前原さんは「共産党を含む野党共闘」に否定的なのは結構ですが、片一方で此のタイミングで『安保関連法は「憲法違反」「一度廃止する」』とは何を言っているのかと思います。前原さんの言で言えば「中国の拡張主義や北朝鮮の核・ミサイル開発などの現状」分析が、御自身こそ全く出来ていないのではないでしょうか。
多くのまともな人は「2年前あれだけ擦った揉んだしたけれど、安全保障関連法を成立させておいて良かった。米国からも、ちゃんと情報が入ってくるようになった。之が無かったら、日本は蚊帳の外に置かれていたかもしれない」といった危機意識すら持っています。
これだけ北朝鮮情勢がややこしいことになりつつあり、ひょっとしたらというような局面に来ている中で、今時分に憲法違反だ、やれ法案廃止だと、とんでもない話です。風が読めず時代の流れが分からぬ前原さんは、上記に関し御粗末だと言わざるを得ません。私としては此の前原発言だけでも、「これでは民進党は相変わらず駄目だなぁ」という感を強くした次第です。




 
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