北尾吉孝日記

業績のトレンド

2007年5月10日 11:11

僕が株を見る上でいつも大事に思うことは、業績のトレンドです。
トレンドとしてどうか、ということを必ず見るのです。
一時的な理由で収益が増大したり一時的な理由で収益が減少したりすることはよくあることですが、トレンドとして売上が伸びているかどうか、あるいはそういった一時的な理由を捨象して、実質的な要因だけを見てトレンドとして収益が伸びているかどうかを見極める、そういう方法でチェックや分析をしなければいけないと思っています。

例えば、何かの会社を買収する際ですが、僕はいつも会社の業績と実質利益がどうなっているか、それがトレンドとしてどうなっているか、そして今後どうなっていくのか、そういう目で会社を見るのです。
このような視点で見れば、このSBIグループのような業態の企業は四半期ごとのトレンドを見てもあまり意味がないと思います。
というのもベンチャーキャピタルは、どの四半期に保有株を売るのかによってキャピタルゲインが大きく発生したり、場合によってはロスが発生するからなのです。
そして、どの期で保有株を売るかということによってベンチャーキャピタルは、他の製品を売る場合と違って非常に大きな変動が該当の期によってあるもので、ずっと変わらずに伸びていくものではないのです。

他方、例えばSBIイー・トレード証券の場合は、トレンドとしてマーケットが回復してきたと思われるときには、明らかに収益的にも伸びていることがわかります。
そして売買高もトレンドとして伸びていると、これはもうマーケットの回復傾向がそして業績の回復がもう見えてきたな、という判断が出来るのです。
あるいはファイナンシャル・サービス事業のように、イー・コマース市場が日々進展していく中で毎日毎日伸びていく、という事業もある。

それぞれ事業の特性によってそのトレンドの見方もまた違ってきますね。
そういう中で事業の特性を踏まえた上で、業績のトレンドが総じて伸びている会社は遅かれ早かれ必ず株価がついてくるものだと僕は思っているのです。




 

決算を終えて

2007年5月9日 13:11

先日無事に決算発表を終えましたが、「北尾さんは決算の発表のときに、いつもいいことしか言わない」というような発言が掲示板に出ていると聞きました。
僕はヤフー掲示板は時間の無駄なので見ないのです(笑)

「業績的には、いいことしか言わないのではなく、いいことしかなかった」というのが実際のところです。
この3年間振り返って、通期の決算3年分を見てください。大変な伸び率で推移してきたでしょう。前期の純利益が1%しか伸びてないと言われる方もおられるかもしれませんが、みなし売却益(特別利益)を控除した当期純利益は前期457億円、前々期205億円であり、実質は123%の増加です。
だからこの3年間業績的にはひとつも悪いことがなかったと言えるのです。
アセットマネジメント事業、ブローカレッジ・インベストメント事業、そしてファイナンシャル・サービス事業、これらの事業が猛烈に伸びてきたのがこの3年間なのです。
したがって、悪いことを何か隠しているように思われると非常に困ってしまうのです。

もっともこの3年間悪いことがなかったから、これからも悪いことがないということではありません。
もし悪いことがあったら、僕は当然のこととして正直に申し上げるということです。

僕は、業績をどう中長期的に上げていくか、そこに最大の関心を持っています。
そして、それこそが経営者の最大の責務だと思っています。
その一方で「株価が上がらないことをマーケットのせいにした」と言っている方もいらっしゃるようですが、これも実際問題として、新興市場の銘柄がずっと売られていたということは、新興三市場マーケットの指数の動きを見れば一目瞭然です。

ライブドアショック以降様々なことがあり、新興市場がそれらの影響をまともに受けたということもあって、現状の株価は残念ながら致し方ないと思います。
SBIは、特にベンチャーキャピタルとして新興市場に深い関わりを持っているので、業績が影響するのではないかという読みが市場で出てくるのは当然でしょう。
それが株価の抑えになったのは明らかでしょう。
また、子会社のSBIイー・トレード証券にしても新興の株があまり売買されず、人気がつかないということになれば、業績に影響が出るということがあるかもしれない。
そういうことを心配する動きが、株を売るということにもつながったのだろうと思います。

でも、中長期的な事業戦略は万全であると思っています。
必ず結果がついてきます。




 

好きな料理

2007年5月4日 13:27

「北尾さんのお好きな料理、レストランについてお聞かせ下さい」
イートレ長者村を通じてこのようなメッセージが届きました(笑)

僕は本当に食道楽なので、世界中47カ国を旅して「美味しい」という話を聞けば、出来る限り時間を割いてでもそのレストランに行きました。
そしてそのお店で一番の名物料理を注文する、ということをやってきたのです。

ただ、嗜好というのは齢とともに変わっていきます。
若い時はどうしても脂っこい料理が好きでしたが(笑)、最近は健康のことも考えてそういう料理も控えめにしております。
現在「目標体重」というものを設定しているのですが、毎日体重計をチェックしておりますと自ずと脂っこいものを控えようという気持ちになってくるのです。
したがって最近は日本料理の良さを改めて再認識しています。
日本の平均寿命が世界でも1,2位を争うほどだというのは、まさに日本料理のお陰ではないかと思うくらい健康食だと思います。様々な料理と比べると、より一層そう思います。

日本料理の中の懐石料理では、僕はやはり京懐石が美味しいように思います。
京都は長い間栄えてきた古都ですが、その中でも日本ならではの食文化が非常に栄えており、今でも京野菜という京都独特の野菜までもがあるのです。
したがって僕は日本料理の源流が京都にあると思っています。
それから京都に似たような面影を残しているのは金沢を中心とした加賀料理ですね。
ここもまた加賀野菜があります。
懐石料理ではこの二つが特にお奨めです。

レストラン名を具体的に挙げるとしたら、やはり日本を代表するのは「吉兆」だと思います。
吉兆も色々ありますが、僕が特に好きなのはホテル西洋の吉兆ですね。
この料理長は非常に料理研究熱心で、古い伝統の中に常に新しいものを追い続けています。
それから京都では「俵屋」という旅館があります。
旅館ですので朝食・夜食がついていますが、僕はここの朝食も夜食も非常に気に入っています。特に、夜の懐石料理は非常に美味しいと思います。

他にも季節によって「これが美味しい」という一品料理は沢山ありますし、またそれぞれの地域で美味しいものが沢山あります。
日本料理は旬の食材をとても大事にしつつ美味しさを追求していくので、それによって食材が本当に美味しいタイミングで美味しくなってくるのです。
だから「旬」というのはそういう意味では素晴らしいものだと思います。
それぞれの季節、それぞれの地域で美味しいものが沢山あるのです。

高級店の名前を二つ挙げましたが、レストラン選びの基本はあくまでも安くて美味しいということで、高くて美味しいのは本来あたりまえです。
高くて不味い店は最悪です(笑)




 
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