北尾吉孝日記

PTS開業について

2007年9月6日 17:20

先月27日に遅ればせながらPTS事業を開業することができました。
長者村の皆様には、随分長らくお待たせして大変申し訳なく思っております。
事業報告として先ずはPTSの8月中の売買高をリリースしておきました(※1/画像参照)。
この数字を見ていただくと、カブコムさんやマネックスさんの夜間取引の売買高と比べ、創業3,4日にして先行している二社を大きく凌駕するような形となっていることがわかります。

そして今現在、私のメッセージにもPTSについてのご意見をたくさん頂戴していますが、まだご返事を書かないままにしてあるのは、今日この場でそのことについて触れようと思っていたからです。
戴いたご指摘に関しては全て精査し、そして改めるべきものについてすぐに改めるように担当者に申しつけておりますのでご了承下さい。

私が改良するべきだと思う点は、取引の量が多くなるニューヨークのマーケットが開いてからの取引可能時間をもっと伸ばすことです。
現在、ジャパンネクストPTSは23時50分に終わりますが、少なくともニューヨークのマーケットが開いている時間はずっと営業できるようにと指示を出しております。
早い時間から始めるべきだというご指摘もありますが、ニューヨークの状況を見てから注文するというユーザー様の方が多いので、先ずは営業時間を出来る限り長くしたいと思います。

その他、もっと使い易くして欲しい、入りやすくして欲しい等、ユーザービリティの向上に関しましては全面的に修正するべく尽力して参ります。

この長者村を通して得られたご意見は、非常に貴重なものであると認識しております。
ご指摘戴いた点につきましては、迅速に改善・改良すべく尽力しますので、今後ともご意見を賜り、そしてまたこのPTSをご愛顧賜りたいと思います。

参考
※1:SBIジャパンネクスト証券 2007年8月取引実績のお知らせ




 

横綱・朝青龍関について

2007年9月4日 9:13

横綱・朝青龍関についての報道が多く見受けられますが、朝青龍関は今回の問題の以前にも横綱としての品格について何度も横綱審議会でも問題視されていました。
僕も朝青龍関の賞金を受け取るときの振舞いなどに違和感を覚えたことがあります。
しかし、異なる文化の下で育って日本という異国に来て、まだ若いにも関わらず実力で這い上がって横綱にまでなったのです。
朝青龍関の品格や素行について全く何も感じないわけではないのですが、日本という異国の地で「相撲」という非常に保守的な世界に身を投じ、その中で勝ち抜き高い地位まで上り詰めたこと、その努力についてはもっと評価されてもいいのではないかと思います。
怪我を理由に日本での巡業に出なかったにも係わらず、モンゴルでサッカーしていたという報道が今回の問題の発端ではありますが、朝青龍関は横綱といえどもまだ26歳です。そのくらいの年齢の若者であれば、過ちを犯すことも十分に有り得るのではないでしょうか。
本人も反省し、精神的な病気になるくらいまで参っているのでしょうから、それをさらに追い詰めるような処罰や報道はやり過ぎとも思えます。

一刻も早く治ってまた土俵に帰ってきて欲しいものですが、たとえ横綱でも練習しないで二場所も空けたら、以前ほどの強さを取り戻せないかもしれません。
そう考えますと、今回の審議会の処罰は朝青龍関の横綱としての生命を絶ってしまう可能性もあり、非常に重い処罰だったと言えるでしょう。
しかし、大相撲という競技は伝統的な日本の国技であり、極めて保守的な世界です。
ちょんまげを結って和装したり、引退の際には断髪式を行ったりと、未だに日本の伝統的な文化が色濃く残っているのです。
そのような世界に身を投じるのですから、外国人の力士はそれなりの覚悟をして入ってきてもらう必要性があります。
ここ近年外国人力士も増えてきていますので、今回の処罰は厳しいものであったとは思いますが、外国人力士の方々はこれを他山の石として、強さだけではなく品格を備えた力士になっていただきたいと思います。




 

先日、SBIウェルネスバンクの設立について日記を書かせていただきましたが、多くの方々から建設的且つ有意義なコメントをいただいたこと、厚く御礼申し上げます。

私は社会貢献の考え方として二種類のものを考えています。
一つ目は本業を通じた間接的社会貢献であり、SBIグループで言うと金融業というセグメントにおいて革新的な商品やサービスを多くの消費者や投資家に安く提供することによって社会に貢献していくことであります。
この間接的な社会貢献において、本業の事業セグメントが異なれば貢献する対象も内容も当然に異なってきます。
例えば女性向けの商品を作っている会社や、老人向けの商品を作っている会社があると思いますが、これらの会社はその事業セグメントや顧客層を意識しながら事業活動をしていると思います。
二つ目は直接的社会貢献ですが、SBI子ども希望財団やSBIユニバーシティなどがこれに該当します。
SBI子ども希望財団では、昨今社会問題となっている被虐待児の問題を特に注視しながら、施設で育つ子ども達への自立支援、施設で働く従業員への支援を行っています。
また、SBIユニバーシティは大学院大学の認定が得られるように文科省に申請中ですが、ここでは独立・起業を目指す人々に対して必要となる知識や様々なノウハウを教えていくことや、人間学の観点から指導者・経営者に相応しい人物をつくることに注力しています。

この度設立しましたウェルネスバンクに関しては富裕層を対象としているということで、これは社会貢献ではないという御指摘をされる方もいらっしゃいましたが、直接的社会貢献も間接的社会貢献と同様にセグメンテーションがあるものだと私は考えております。
例えば、「子ども」を対象とした支援や「起業家」を対象とした支援とかといったセグメンテーションがあるということです。
そして社会における様々な分野での多くのリーダー達が属している「富裕層」が、より健康で社会に対して末永く貢献していけるように支援していくことも、重要な社会貢献の一つだと思っております。
社会貢献というのは必ずしも社会的弱者を対象としたものではなく、社会全体においてあらゆる層に対して行うことであると私は考えているのです。

ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授が「社会貢献は戦略的投資である」ということを仰っていますが、まさにその通りだと思います。
子ども達は後に日本を背負っていく主体となり、重要な社会の構成員として様々な形で企業に貢献していくでしょう。
そして起業していく人々も日本経済の発展、世界経済の発展に貢献してくれれば、それは社会にとって大きな価値を生むこととなるでしょう。
こういった社会貢献は、長期的に見れば我々の事業にもプラスとなっていくと考えられるのです。
その意味ではまさに「戦略的投資」なのです。
そして「富裕層」については金融商品の顧客層にもなってくれる可能性もあります。長期的にも大いにプラスとなります。
我々の行う社会貢献には、一方でマイケル・E・ポーター教授の提唱する戦略的投資としての位置付けもあるのです。




 
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