北尾吉孝日記


4月12日に「イートレ長者村」がスタートして2ヶ月以上が経ち、現在会員数は32,011人になっております。
またページビューも5月には430万を記録し、一大SNSとなりつつあります。

このSNSの大きな特徴は、イー・トレード証券に口座を持っているユーザーに限定することで心無い誹謗・中傷を排除し、ユーザー同士がお互いに投資のスキルを磨いていくことにあります。
あるいは投資以外の分野でもご縁を深め、お付合いを深めていただくようなことも目的としていますが、今のところ期待通りの成果を上げていると思います。
また私個人から言えば今まで25回ほど日記を書いてきましたが、寄せられたコメントは全て読ませていただいております。

ヤフー掲示板を見ていた時はほとんど得るものがありませんでしたが、イートレ長者村では色々な考え方を持った方々や相当なレベルの知識を持った方々がいて、そういう方々に書き込みをしていただいて私自身も大変勉強になっておりますし、SBIグループにとってもプラスとなっていると思っております。
当社グループの役員には全員参加を呼びかけました。
順次入会してくるものと思います。

今後も皆様の意見を参考にしながら、グループのサービス向上につなげていき、それによって同業他社との差別化を図っていきたいと思います。
今後とも宜しくお願い致します。

また、cisさんとの対談も最終回を迎えましたが、大成功を収めている個人投資家から率直なご意見をいただき、このような対談企画もいいものだと考えております。
これからも機会があれば、様々な方と対談をしていきたいと思います。




 

古美術収集について

2007年6月20日 10:24

趣味に古美術収集と出ていることもあって、古美術収集について質問のメッセージが来たりしておりますが、僕が古美術を好きになった理由は親や祖父の影響だと思います。

1920年のことですが、三井物産の綿花部門が分かれて東洋綿花という会社が出来ました。
その時に祖父は三井物産から東洋綿花に移り、長い間中国勤務をしていたのです。
ですから、実は母親も北京生まれです。
そして幸運にも祖父は東洋綿花の第5代社長となったのですが、戦後パージで公職追放になりました。
この祖父が中国で端渓の硯を中心に硯を集めていた影響で中国の家具、あるいは硯、陶器を中心とした置物、玉、そういった物に僕は非常に関心を持ったのです。
また父親も、様々な掛け軸(日本人が書いたものが多かったですけれども)を集めておりました。

僕が最初にコレクションを始めたのは、野村證券でニューヨークに勤務していた頃です。あの時はマイセン(陶器)に魅せられた覚えがあります。
マイセンの陶器については本当に本も沢山読みましたし、東ドイツのマイセンの工場にも行ったり、世界中の美術館でいろんなマイセンの陶器を見てきました。
ですが贋物が非常に多い世界です。
僕自身、贋物に随分引っかかりました(笑)
それ以来、マイセンの陶器に始まり、ルイ・イカールという1920年代から30年代にかけてアールヌーボ、アールデコと呼ばれた時代のフランスの画家の作品も集めました。
ルイ・イカールは女性を主に書いていましたけれども、そのルイ・イカールが描く女性の美しさに強く魅かれました。

美術品全部に共通して言えることは、いい物ほど贋物が多いということです。
そこで本物と贋物を見極める目を持たなければいけないと思い、様々な本を読みました。最終的には、ずっと眺めていることで本物には気品が感じられ、贋物は気品が漂ってこないと感じるようになりました。
本物の作品は超一流の画家や陶芸家が生涯を込める形で作り出したものであるから、やはり時代を経てもその熱意・情熱そしてその人の品性が作品を通じて表れているのではないでしょうか。
そのせいか、最近は以前ほど贋物を掴まなくなったような気がします(笑)

マイセンへの興味はだいぶ薄らいだのですが、最近は中国に行くことが多いので中国の美術品にまた興味を持ち始めております。




 

投資信託について

2007年6月15日 13:41

最近、投資信託が注目されるようになってきました。
新聞記事等でも取り上げられておりますが、日本においてもついに投資信託の残高が100兆円を突破したということです。

しかし、このうちの4割がいわゆる外国モノであり、日本株の株式投資信託は2割程度しか占めていません。
そういう状況ではありますが、いわゆる外国モノや国内モノを合わせて全体として投資信託の残高が100兆円を突破したということが重要です。
しかしながら、日本では投資信託の家計の金融資産に占める割合は2006年で4.3%ということであり、まだまだ低いと思います。

したがって、貯蓄から投資へという動きの中で投資信託が増えてきていますが、これはまだ始まりです。
今後、投資信託は益々そのウェートを高めて、おそらく10年かからずして投資信託の家計の金融資産に占める割合は二桁台にはいると考えています。

この動きは、ちょうど90年代のドイツの動きとよく似ているのです。
ドイツも同じように90年代初頭に貯蓄から投資へという動きが起こり、91年に家計の金融資産に占める割合が4.1%だったのが、2000年に11.3%になり、2005年末には12.1%まで拡大したのです。
先ほども書きましたが、日本での同割合は2006年に4.3%であり、ドイツと同じように二桁台に向かって拡大していくでしょう。

こうした状況においてこの良い流れを加速していくために最も必要なことは、投資信託の手数料、すなわち販売手数料と信託報酬の引き下げであると僕は考えています。
ですから我々はこの販売手数料と信託報酬、すなわち投資家の払うコストをいかに下げるかという課題に真正面から取り組むつもりです。そのために設立したのがSBIファンドバンクという会社なのです。




 


Copyright © SBI Holdings, inc. All rights reserved.