北尾吉孝日記

地震について

2007年7月18日 10:01

先日の平成19年新潟県中越沖地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、怪我をされた方々の1日も早い快癒をお祈りいたします。

また、様々な被害に遭われた方々にも心よりお見舞い申し上げます。

地震と言いますと、今年の年頭に行ったスピーチの中で、亥年というのは歴史的に見ても地震が多いという話をしました。

古くは1647年の江戸の大地震、1707年の富士山の大噴火、1803年の伊豆の大地震、近年であれば1923年の関東大震災、1983年の日本海中部地震、そして忘れもしない1995年の阪神淡路大震災までもが全て亥年に起こっているのです。

これが当たらないようにと常日頃思っておりましたが、今年振り返ってみるとやはり地震が多いようであり、そしてまた今回のような大きな地震が来たことについて、危惧していたことが現実化してしまったことを非常に残念に思います。

今後も地震が続く可能性はありますので、備え有れば患い無しと言いますように、住居の補強や食料・飲料水の備蓄など様々な対策を立てて災害には十分に備えるべきでしょう。




 

集合知について

2007年7月10日 17:28

イートレ長者村は顧客参加型のサービスとして様々なユーザー様から提案をいただいておりますが、この「集合知」がこれからのSBIグループにとって重要なものになってくるのだと僕は思っています。
集合知とはいわゆるWeb2.0における代表的なキーワードの一つであり、多くの人が持つ様々な情報を集約した情報のことを言います。
ウェブの発達によってブログやSNSなどの大衆参加型のサービスやオープンソース、さらにはウィキペディアなどが注目されるようになって、集合知は認識されるようになりました。
例えば商品を作る場合に、集合知の力を活用すればあらゆる観点から商品について分析することが可能となり、もっと良い商品を作ることも出来るかもしれないのです。

現在も株主の方やそうでない方からも様々な提案をいただいておりますが、僕はこうして結集した集合知を、会社がもっと良くなるために活用していこうと考えています。
ですから、集合知を見て活用してもらうためにSBIの幹部にはイートレ長者村に参加してもらったのです。
そして日記やコメントなどで自分自身がどのような人間か、自分の会社がどのような会社かということを多くの人にわかってもらう、そういった活動をしてもらいたいのです。
すでに多くの役員がイートレ長者村に参加していますが、こういったことが今後のSBIグループにとって非常に重要になってくると思います。

イートレ長者村はSBIイー・トレード証券の顧客基盤を対象としたSNSとして本4月12日にスタートし、会員数も4万人に迫る勢いですが、SBIグループの様々な顧客基盤を対象とした次のSNSの準備ももう始まっています。
そして、新しく作られてくるSNSは相互に付加価値を生むような形で連携させていく予定です。
こうしてSBIグループの持つ顧客基盤をコミュニティという形で最大限に活用することによって、集合知のビジネスを実現していくのです。




 

2005年5月にシンガポールのタマセックと立ち上げた中国投資のファンド(ニューホライズンキャピタル)は1億ドルでスタートしたのですが、もうすでに、含み益で1.5億ドルを超えています。
これが今の中国なのです。
我々は中国に駐在員事務所を作り、そしてアジア投資の拠点としてシンガポールに現地法人を作りました。
そういう一連の動きは、このグローバルアセットアロケーションという考え方、これをどんどんと推し進めるための布石に過ぎません。

そして、またベンチャーキャピタルの分野では中国だけでなく、インド最大の商業銀行であるState Bank of Indiaとジョイントベンチャーでベンチャーキャピタルを作りました。
また次に、ベトナム最大のIT企業であるFPTと言う会社とジョイントベンチャーでベンチャーキャピタルを設立するということで基本合意にサインしました。
矢継ぎ早に色々な手を打っていっているのです。
また、新しく立ち上げたインド・ベトナムファンドですが、先週末(6/29~7/1)だけでSBIイー・トレード証券を通じて20億円以上も売れたのですが、嘗て無かった規模です。
去年、日本人が買った海外モノの投信は40兆円といわれていますが、今年はその比ではないと思います。
我々はあらゆる商品に海外モノを組み込んでいかなければならないでしょう。
日本市場が当面駄目だからといって、安閑とはしてはいられないのです。
SBIはもう日本のSBIに留まらず、世界のSBIを目指していきます。

日本を金融立国にするためには、1509兆円に及ぶ個人金融資産の一部を海外で運用することが非常に大事になってくると思います。
かつて英国が7つの海を支配し、「英国の領土に日没することなし」と言われた時代が終ってからどのようなことをしたでしょうか。
その一つは、あらゆる金融事業を魅力的なものとして世界中に投資できるようにし、また世界の資金が英国に入ってくるようにしたのです。
英国病といわれた1970年代、英国を本当に救ったのはサッチャーではありません。
North Sea Oil(北海油田)とThe Cityなのです。
ですから、SBIも将来日本を救うべく世界のSBIになるために羽ばたかないといけないと思います。
これからは海外の事業に人員を相当投入して、早急にグローバルアセットアロケーション体制を整えていく予定です。
先日SBIイー・トレード証券も海外ETFの取扱いを開始する等、海外モノの販売に非常に積極的になり始めました。
しかし、まだまだ不十分だと思います。
すべての人が自分のパソコンから、全世界で公開しているあらゆる銘柄を売買できるようにしていくことこそ、我々の大目標なのです。
僕が米国のE*TRADEと今日も親しい関係にあるのは、E*TRADEの持つネットワークを活用するためなのです。
SBIのグローバルアセットアロケーション戦略はこのような形で進めていきたいと考えています。




 


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