北尾吉孝日記


長者村でブログを書き始めてから、多くのコメントをいただき非常に嬉しく思います。
いただいている中で、いくつかコメントをしておきたいことがあります。

ひとつは「株主提案をさせたらどうだ」、というようなご提案です。
僕は大いに結構だと思います。
ヤフーの掲示板と違って、この長者村では株主の方や株主ではない方まで、様々な方が質の高い議論をされております。
幸い長者村の皆様は全てSBIイー・トレード証券の口座をお持ちのことだということで、SBIイー・トレード証券はもちろんのこと、我々SBIグループのそれ以外の会社についても「どうやって事業を良くするか」と株主提案をしていただきたいと思います。
アイデアがあれば次々とお書きいただきたいと思いますので、必要であれば専用のコミュニティをつくりましょう。

それから、長者村ユーザーのお父様が僕と母親を京都で見かけた、というメッセージがありました。
僕にわざわざ声をかけていただいたので、僕もよく記憶しています。
僕は年に二回、春と秋に神戸にいる母親を連れて京都の桜と紅葉を見に連れて行くということをしていまして、紅葉を母親に見せてあげようと京都に出かけていたときのことです。
本当に誰がどこで見てられるかわからないと、そういうことですね(笑)

このブログを通じてこういったコメント・メッセージにも順番に答えていきますので、皆様には今後とも是非書き込みを続けて頂ければと思います。




 

SBIグループの今後の戦略

2007年4月27日 15:41

Googleも様々な分野に乗り出しています。金融分野もその一つです。
だから我々も早くやらなければならないですし、そのためにSBI Roboを買収したのです。
高いテクノロジーを持っている企業は積極的に中に引き込まなければなりません。
今後決め手となるのはこういったテクノロジーであると僕は思うのです。
しかし、そういう認識が金融業界にいる人達にはありません。

とは言え、これは難しい世界です。
阪急電鉄を築きあげた小林一三さんが、「百歩先を見るものは狂人扱いを受け、現状のみを見るものは落伍する。十歩先を見る者のみが成功する。」
と仰ってましたが、10歩ぐらい先を見るだけではもう駄目なのだと思います。
もはやインターネットの世界では、100歩あるいは1000歩、いかに先を見渡す洞察力があるかどうかで全てが決まるのです。

だから僕はいつも本当に1000歩先を見るように心掛けています。
論語の中にこういう言葉があります。
「遠き慮(おもんばか)り無ければ、必ず近き憂い有り。」
とにかく遠くを見ないといけないということです。

そういう意味では、常にインターネットの世界がどう動いていくかを洞察していかなければいけません。
大量生産した製品を、マスコミやテレビで広告して大量に販売店に流して売っていく、こういう時代はもう終わったのです。
本当にニーズに合うものは何か、これを消費者から引き出していかないと物は売れない。
インターネットが我々の消費行動や生産行動にものすごい影響を与えており、このインターネットの世界の変化を洞察していかないと売れる物を作り出せないのです。

昔と同じスタイルで商売しているようではもう駄目です。
新しい時代になったということを理解しなければ、すぐに取り残されます。
だから我々は次々と新しいことへ挑戦していかなければならないのです。




 

『決算発表を控えて』

2007年4月26日 14:51

本日は決算発表を3時半から行います。

以前はインターネット上の掲示板なども見ていましたが、
その内容に「よくこんないい加減なことが書けるなあ」と思い、
最近はもう見ないようにしていました。
ところがこのイートレ長者村に毎日目を通していると、
本当にありがたいアドバイスやまた様々な知恵があり、
非常に嬉しく思っております。

多くの方々から私に寄せられた質問やあるいはアドバイスあるいは私のコメントに対する批評を、非常に興味深くかつ、有難く拝見しているのですが、私としてはその一つ一つに返事を書きたいとさえ思っています。
しかし、なにぶん量が多いために今までどの方にも返事をお書きしてはおりませんが、
皆様には私の返事を書きたいという気持ちを汲んでいただいて、今後とも私の返事がなくても是非書き込みを続けて頂ければと思います。

さて、今朝ニューヨークのダウ平均株価が13,000ドルを越えたというような話が出ましたが、
この堅調なマーケットを見て、ある人はますます強気になり、またある人は警戒感を強めているようです。
私はマーケットを見るときはいつも相対的に見ます。
例えば先日もお話した東証一部上場銘柄と新興市場上場銘柄のように、相対的にどちらが割安になったか、あるいは割高になったのか、そういう目で見るわけであります。
国家間についても例えばアメリカと日本がどうなのか、という見方をします。
アメリカがこれだけ強くなってきて日本がまだ上がりきれてないとしたら、日本は相対的に割安になっているのではないか、と考えられる訳です。
当然日米の間で見る場合にはもうひとつのファクター、為替というものも考えないといけません。
為替も果たして米ドル/円で118円台というのは日本の経済の力というものを本当に反映したものであろうか。もっと強くなっても、これから更に強くなるのではないかと思う人も多いのではないかとも思います。
もしそうだとすれば、日本のマーケットに外国人の株式また円に対する買いが入ってきます。
相対的に安くなって日本のマーケットに外国人の買いが入ってくるということも大いに期待できるでしょう。

このようにあらゆるものを相対的に同じ業界の中で考えると、多くのことに気がつきます。
例えばソニーフィナンシャルホールディングスの新規上場の件が本日の日本経済新聞に出ておりましたが、その上場時価総額が一兆円以上になるとも見られているそうです。
ソニーフィナンシャルホールディングスとSBIホールディングスの価値を比べてみて、
同じ金融の持ち株会社としてどちらが将来、あるいは今現在、割安なのかと考えてみる必要があると思います。

これから取締役会なので今日はこれで終わります(笑)
この問題はまた一緒に考えたいと思います。




 
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