北尾吉孝日記

『北京訪問を終えて』

2008年10月28日 13:08
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先週土曜日に北京へ発ち、昨日正午過ぎに北京より成田に着きました。今回の北京訪問の目的は、北京大学での講演と北京大学校長の許智宏氏(日本の大学の総長や学長と呼ばれる方。写真を添付します。)との先方主催のランチに参加することでした。

北京大学での講演は清朝以来の伝統的な建物の中で行われました。その建物はちょうど慶応義塾大学で言えば三田演説館のような由緒あるものでした。講演は質問も含め約2時間15分に及びましたが、受講者からは拍手喝采ということで絶大なる評価を受けたように思います。清華大学での講演に続いて、北京大学での講演ということで、この二名門大学で講演が出来たことは非常に名誉なことだと考えています。

その講演の合間には、私どもが提携している北京大学青鳥グループ総裁との先方主催のディナーミーティングに参加しました。また清華ホールディングスとのジョイントファンドの会社にも訪問し、初めてそのオフィスを見学すると共に、その従業員たちとのミーティングを持ちました。その2つのミーティングと私自身の目でオリンピック後の中国を見たことから、今のような相場状況にも関わらず、全くそれを物ともしないような底知れぬ中国のエネルギーを感じました。

また私どもが出資している株式会社ナルミヤ・インターナショナル(以下、ナルミヤ・インターナショナル)の中国展開についても先方から質問があり、色々な話をすることができました。少子高齢化が進む日本ではどちらかと言えば将来の成長性が乏しいと思われるものが、実は中国では大変な成長性がある産業と見られています。特に日本ブランドに対する中国人の信仰は非常に強いものがあります。その証拠に中国人は最近日本のデパートに多く買い物に行きますが、なぜ買い物に行くかと聞くと、「日本のデパートは信頼できる。」「クオリティの高いものが売っている。」というような答えが返ってきたそうであります。そのような答えが一般的な状況であるとのことで、これは例えばナルミヤ・インターナショナルのクオリティの高い子供服が中国では非常に売れる可能性があると言うことを意味しています。

また合わせて、最近中国で公開した銘柄を含めて公開企業の中で非常に株価が下落している銘柄が続出していることを受け、それらを買うファンドを作る提案を向こうが持ちかけてきました。私どももそれに応えて早急にそのようなファンドの立ち上げを考えようということになりました。

今日本の相場も駄々下がりの状況であり、一体どこまで下がるのかと先行きを案じていますが、他方ドル円は私が予言していたように93円台へと推移しています。私は85円台まで円高が進むと考えていますが、これは日本の金融システムが現在の欧米の金融恐慌的な状況と比して、それだけ健全であると見られているからに他なりません。尤も日本でも一部の金融機関がCDOやCDSで大きな含み損を抱えていると噂されていますが、全体において日本のメガバンクは健全であるにも関わらず、株価は下落しています。この円高の中で輸出関連企業は当然ながら、大幅に業績の減額修正を強いられることで株価が安くなるのは分かりますが、そうではないところまでドンドン売られています。

今外国人の所謂ヘッジファンドの売りはかなりの状況になっており、そのような中で当社の株もマーケットと同じように下がっています。しかし、驚くべきことに外国人持ち株比率は2008年9月末の決算発表締めで実に42.5%(2008年3月末の決算発表締めで24.2%)と大幅に増えており、私自身も外国人投資家を非常に有り難いと考えています。この中間期決算発表の後、外国人投資家のために改めてインフォメーションミーティングを海外でやることも現在計画中であります。




 

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