北尾吉孝日記

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1つ目は、住信SBIネット銀行株式会社(以下、住信SBIネット銀行)の業績が非常に順調に推移をしていることです。この2008年度2Qの3ヶ月間で、前1Qと比較して口座数が82,139口座増えています。ソニー銀行株式会社(以下、ソニー銀行)が30,045口座増という状況ですので、そういう意味では非常に強い勢いで口座数が増加していると言えます。また預金残高は、同じく2Qの3ヶ月間で1Q比較で1,465億6,000万円も増えました。それから貸出金については、同じく約497億増えております。他社の2Qの業績と1Qを比較したものを比べますと、ソニー銀行の預金残高は968億5,600万円増えており、貸出金は約274億増えています。また、イーバンク銀行株式会社においては、預金残高が約250億円減少しました。どちらに対しましても、住信SBIネット銀行が圧倒的に勝っているという状況です。
それから住信SBIネット銀行の経常利益が、トータルではまだ赤字ですが1Qと2Qで約5億円も改善しています。来年度に黒字化するということを申し上げていましたが、このような数字からも、それが現実のものになってきているとの思いを強くしています。来期にはレセプトファイナンス(ファクタリング)やオートファイナンスといった安全性の高い運用資金が本格的に始まり収益に貢献してくれるでしょう。

2つ目は、10月28日から「ジャパンネクストPTS(SBIジャパンネクスト証券株式会社が運営する私設取引システム)」で、一部の参加者が昼間の取引を試験的に行っていることです。現在は取引参加予定の外資5社のうち3社が試験的に入っているだけですが、昼間の取引売買代金が51億円(11月14日)に達しました。カブドットコム証券株式会社(以下、カブドットコム)はSBIジャパンネクスト証券株式会社よりも大分早く昼間の取引を始めましたが、既に大きな差が開いています。12月からは外資全5社が基本的に参画する予定ですし、また12月22日から株式会社SBI証券も参画する予定です。従ってかなりの取引量に拡大するという確信を持っておりますし、カブドットコムの昼間の取引にも参加している外資系証券会社が、「カブコムよりもはるかに良い。スピードが速く良い値段で取引できる。」と言ってくれていて、大変励みになっています。

それから3つ目は、FX取引(店頭外国為替証拠金取引)に関わるマーケット機能を提供する「SBIリクイディティ・マーケット株式会社」が、11月17日より営業を開始したことです。このビジネスは私どもの収益にとって即効性があると考えています。例えば、この事業のスタートにより、株式会社SBI証券の顧客に対して、競争力のあるFX取引が提供できるようになると思います。なぜなら、株式会社外為どっとコムや株式会社マネーパートナーズ等とのスプレッド比較を見ても、圧倒的に当社がスプレッド幅が小さいという状況であるからです。SBIフューチャーズや他の証券会社及びFX取引業者も参加することを考えますと、それほど遠くない将来に、既存の大手FX業者の収益を上回ると推定しています。まずは順調な滑り出しをすることができ、非常に嬉しく思っています。

最後に4つ目はSBI損害保険株式会社(以下、SBI損保)の契約件数が急速に増加しているという報告を受け、テレビコマーシャルの効果に確信を持てたことです。今月後半には契約件数で2万件を突破することがほぼ間違いないという見通しになってきました。更にコンバージョンレート(見積件数に対する契約件数の割合)が11月に入って1ポイント以上、上昇し始めています。これは新規のこれまでのネットでのお客様と異なったタイプのお客様が入っていることの一つの表れではないかと見ています。その効果がどこから来ているのかを様々な角度から考えますと、それはやはりテレビコマーシャルの効果があるのではないかと思っています。

私どものSBIグループ全体として宣伝広告費には年間約50億円を使っていますが、この金額の使い道を徹底して限定することを、来るべき経営戦略会議において、私から全グループに指示をします。すなわちペーパーメディアについての広告を一切厳禁し、リスティング広告やアフィリエイト広告のうち非常に重要なものを除いて全面的に禁止する代わりに、大幅に節約した多くの部分をテレビコマーシャルとラジオコマーシャルに費やすつもりであります。いよいよ12月からは新しいテレビコマーシャルを本格的にスタートさせ、SBI損保や生保の契約件数に影響を与えるであろう昼間のコマーシャルを含め、様々な時間帯で展開していくつもりです。今後は既にグループ各社の数字となって表れている宣伝広告効果をさらに拡大すべく、思い切って力を入れて取り組んでいきたいと思っています。景気悪の中テレビコマーシャルの良い時間帯の枠取りもより容易になるとともに値段も割り引き交渉が出来易くなってきています。




 

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