北尾吉孝日記

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私が経営判断をする時に重要な考え方が「時間の関数」ということです。この「時間の関数」を分かりやすく言いますと、それは「これから10年、20年経ったらどのような状況になっているか」ということです。例えばインターネットの世界を考えますと、10年、20年、30年と時が経つにつれて、より多くの人がインターネットを使うようになり、その世界は更に「シンカ」していくと思っています。進む(進化)意味と深くなっていく(深化)意味の両方において、今の状況よりも更に大きな世界になっていると考えています。従って、そのようなインターネットの「シンカ」というのは、言ってみれば大きな時代の潮流なのです。そうした時代の潮流にのることが事業をスタートする時に極めて重要であると思っています。

また、他の例を挙げますと石化エネルギーのオイルについて言えば、最終的には石炭と同じ運命を辿るのではないかと私は思っています。原子力がより安全なものとして認知されるかもしれませんし、あるいはその他のクリーン・エナジーが世界全体のことを考えるとより大事になってくるかもしれません。更に言えば、海底に眠っているメタンガスやバイオマスのようなエネルギーが広範に利用されるかもしれません。何れにしても世の中はCO2を減少させていくという潮流であり、そうしなければ、おそらく地球全体がおかしくなっていくという状況であります。だから世をあげて「省エネルギー、クリーン・エナジー、オルタナティブ・エナジー」と言い、米国の元副大統領アル・ゴア氏がそうした流れの必要性を訴え、ノーベル賞を受賞しているということです。これも一つの大きな潮流であると思っています。

私はどのようなビジネスを行うにしても、時間が経過するに従い有利になる方向に進んでいく一つの潮流にのれそうなものを狙います。次のシルバーインダストリーの例は時流にのっていると皆様思われますか?これからは確かに老人の数は増えていきますので、老人向けの市場を狙うことも一つの考え方としてあるとは思います。しかし、日本全体の人口は減少していきますので、移民でも入れない限り、いずれ老人の数も減っていきます。従って、私の場合はシルバーインダストリーというよりも、今後もまだまだ増加していくであろう中国やインドの子供に注目して、先日の日記に書いた株式会社ナルミヤ・インターナショナルの話ではありませんが(中国ビジネスの一つの考え方)、それらの国でのこれからもっと増加するであろう子供市場を狙った事業展開によりウェイトを掛けていこうと思っています。




 

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